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健康マインド(ツール映画③)

任侠映画は哲学❗

1960年代に、時代劇に替わって映画の主役になったのが(任侠映画)でした。
(滅びの美学)と呼ばれたストーリーは、当時の学生運動家にも支持されました。
私は学園紛争には少し遅れた世代ですから、青春時代に任侠映画を見た記憶は少ないです。
世代的には(ヤクザ映画)の世代ですので、(任侠映画)は後になって見直した感じですから、リアルに影響を受けた訳ではありません。
(滅びの美学)は厭世的な考え方をする時はだれでもあって、実際に滅ぶ訳にはいかないので、立ち直りますよね、みんな。だから(滅びの美学)で任侠映画を楽しむよりは、再生するための捨て駒として利用していたのだと、思います。
学生運動家達もいつまでも、活動してるわけにはいかないので就職しますよね、その時の自己弁護として、(任侠映画)を愛好していたのではないかと思います。

私は純粋に(藤純子)が(鶴田浩二)が(池部良)が格好いい❗ので観ます。注目する役者さんも多く(山本麟一)(待田京介)(清川虹子)(汐路章)勿論(若山富三郎)(菅原文太)の活躍が楽しい。
藤純子さんは任侠映画を卒業した後の作品で、映画賞を受賞して、今はそのイメージですが、(緋牡丹博徒)の藤純子が一番輝き、最初は演技は下手ですが、決意を感じる芝居で徐々に旨くなってゆく過程が見ることができ、単純なストーリーですがそのなかにあるカタルシスを共感できる瞬間があなたにも、あると思います❗
他の任侠映画も後述しますが、この任侠映画群は観客が体感する架空体験がどの年代でも精神構造に作用します。
その意味で(哲学的)だと思います。
健康マインドには効果的なツールです❗


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