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健康マインド(海の誘惑🌊)海の哺乳類→ザトウクジラ・セミクジラ

クジラの交尾の話です。
現在目撃されてるのはザトウクジラ・セミクジラ❗

2024年に発表された観察記録ですが、ザトウクジラの交尾ですがオス同士だったとの事です。

ザトウクジラのオス2頭

交尾らしい行動が診られた2頭のザトウクジラです。

セミクジラの交尾は詳細なレポートがあります。

セミクジラの生殖器

セミクジラは体長15〜20m程度ですが、陰茎は3〜4m。
精巣は左右で1トンの重量です。
比較するなら、シロナガスクジラは体長26〜30mで陰茎は3m程度。ですからセミクジラは巨根と言えます。
クジラの陰茎は普段は体内にS字状で収納されていて、泳ぎながらの交尾で、呼吸をする必要もあるので交尾が(一突き型)で、メスの発情を確認すると(陰茎後引筋)が弛緩して陰茎が一瞬飛び出す❗そして(一突き)で交尾が終了します。
(一突き型の交尾)はヤギの仲間と同様で天敵から身を守る必要があるので、この方法を選ぶ動物は多いようですが、セミクジラはこの一瞬に最大限の妊娠確率を高めるため、多量の精子を排出すると考えられます。

交尾の時に大量の精液を膣内に流し込み、自分より先に交尾したオスの精子を洗い流すためとも言われています。

ザトウクジラの出産は、観測され動画でも保存されていますので、見ることができます。
メスのクジラは20年間で2〜3年おきに出産するそうです。

日本では捕鯨としてクジラを捕獲する事に名前を付ける程歴史の長い関係があります❗
江戸時代には鯨組と呼ばれる捕鯨集団がありました。
遡って先史にも捕鯨の跡が千葉県館山市の稲原貝塚や長崎県田平町のつぐめの鼻遺跡、壱岐市の原の辻遺跡等から出土されています。
文献にも捕鯨方法や道具に関する資料も数多く残っています。

1773年備前国産物図考より

世界の意見が捕鯨禁止の方向で、日本の捕鯨に関しても批判が集中して(国際捕鯨委員会)にしたがって調査捕鯨のみで商業捕鯨は中止していましたが、2019年間脱退して独自の方針で進んでいます。

アフリカのジャングルの密猟は日本の我々には遠い話になりますが、捕鯨同様に、我が身の問題として考える必要がありますよね。
私はクジラの姿の美しさに見惚れるばかりです。

次は(イルカ)です。




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