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違和感を見ないフリして転職したら会社が色々アウトだった話①

夏の初め頃に始めた転職活動から約5ヶ月
やっとの思いで正社員としての内定を手に入れた。


説明会ではとにかく不明点や不安点を無くすために沢山質問をし
転職口コミサイトや会社のホームページ、求人票も隅から隅まで目を通した。

月給が前職より下がってしまうことだけがネックであったが、ほぼ未経験でのチャレンジだったのでそこは仕方ないと思い、自分なりに納得した上で入社を決めた。

それでも、私の転職活動は失敗に終わった。

内定をもらうまで

この会社は選考フローが少し特殊だった。
簡単に説明すると、説明会後に課題が与えられ、それをクリアすると面接に進むことができるという流れだった。
説明会では「課題をクリアできさえすれば、面接で落ちることはほぼありません」との説明を受け、当時持ち駒がゼロで絶望的状況に立たされていた私は(もうここしかない…!)と思い、とにかくひたすら課題に取り組んだ。

取り組み始めたのが9月の末頃だった。
1日でも面接に進みたかった私は、朝から晩までひたすら課題をこなす日々が続いた。

当時の1日のスケジュール

6:00   起床→旦那の弁当を作る
7:00   勉強開始
12:00 昼食
13:00 勉強再開
18:00 夕飯準備
20:00 勉強再開
23:00 就寝

もちろん合間で多少の休憩を取ってはいるものの、このような感じで基本的には一日中机に張り付いていた。

”課題さえ終われば正社員として社会復帰ができる”

長引く転職活動に半分鬱状態になっていた私の頭の中は常にこればかりだった。結婚はしたものの収入の関係で扶養に入ることもできず、諸々の税金の支払いで貯金も尽き始め、相当焦っていたのだろう。
今思えばもう少し冷静になって考えるべきだったかもしれない。

そんな日々が1ヶ月弱続き、私は無事課題を終わらせることに成功した。
これまで入社した人は最短で1ヶ月と聞いていたので、私もかなり早く終わらせた方ではあると思う。説明会で言われた通り、面接は基本的なことだけ聞かれ(通勤方法とか、手当のこととかも話された)その日のうちに内定の連絡をもらうことができた。

見ないふりをしていた2つの違和感

ここまでの中で私は2つ違和感を感じていた。

一つ目は、内定の連絡方法である。
内定の連絡はLINEのメッセージで届いた。
メールとか、転職サイトのメッセージとかできちんとした書面で送られてくるものと思っていたので違和感があったのでとりあえずすぐさまスクリーンショットを撮った。
このスクリーンショットが後に大きく役に立つこととなる。

二つ目は、やたら試用期間のことを話してくることだ。
面接の中で何度も何度も試用期間についての説明をされた。
①試用期間は最長で5ヶ月になること(これは分かる、よくある話)
②試用期間中に一定レベルに達しない場合は辞めてもらうということ

①は転職ではよくある話なので全然理解できた。
問題は②だ。そりゃあほぼ未経験での入社ときたら会社側も不安になるのはしょうがない。会社の力になれないのであれば解雇されても仕方ないのかもしれない。が、正社員として雇った以上、いくら試用期間中とはいえそんなに一方的に解雇できるのか・・・?と疑問に思った。
インターネットで調べたり、労働法に詳しい知り合いに聞いてみたりしたところ、確かに使用期間中は会社側の解雇の自由が通常解雇よりも幅広く認められているが、客観的に合理的な理由が無い以上不当解雇に当たる確率が高いとのことだった。(詳しくは「試用期間中 能力不足 解雇」などで調べると出てくるかと思います。)

とはいえそれなりのリスクを背負って入社しなくちゃいけないんだな…と思い、不安な気持ちや違和感を覚えながらも徹底的に見ないふり気づかないふりをして私は入社を決めてしまう。

②へ続く。


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