変質者の同僚から服装をパクられた話 (1)
他人から服装をパクられたことがありますか?パクられた方はパクられた時にどのような気持ちになりましたか?
どこかモヤモヤする、自分のファッションを認められたようで真似されて嬉しい、特に気にならない、などなど人によってパクられた時の感じ方は異なると思います。私の場合は、ただただ気持ち悪いでした。そしてパクられる過程もかなり気持ち悪くて思い出すだけで吐気すらします。ここでは、パクられるまでの過程、パクられたときの感情、反省点、パクられたときの対処法について記していきたいと思います。
ある日突然、職場で全く話したことがない同性の同僚からジロジロと観察されるようになる。
私の後ろにとある同僚(私と同性)が座っていました。ここからはその同僚のことをP(パクリスト)と呼ぶことにします。私とPは席が近いものの、業務上全く接点がないことからお互い会話をすることもなく、私からは特に何も意識していない同僚の一人でした。Pの特徴といえば、大人しそうで何を考えているのか分からない雰囲気で服装はアメカジ系のファストファッション。身に付けている服はロゴを強烈にアピールしたものでした。そしてある日突然、Pの暴走が始まります。私のことをジロジロと観察するようになりました。
最初は気のせいかと思っていましたが、背後にウロウロしている人間の気配を感じて振り向くとPの気持ち悪い視線が私に突き刺さります。いや、突き刺さるというよりは舐め回すと表現した方が正確かもしれません。そしてPは私のことを舐め回すように数秒間観察するのです。観察している時のPは、死んだ魚のような虚な眼であり、顔の筋肉は弛緩し、口は半開き。まるで変質者のような表情で私のことをジロジロと観察するようになりました。観察されている身としては視姦されている気分です。
また、私の席は通路側にあるのですが、その通路をPが通るときに歩くスピードが急にダウンして視線が私の方に向いてジロジロと観察します。何度か観察されているうちにPのことが生理的に受け付けなったことから、Pが近くいるだけでPの気配が分かるようになり、常にジロジロと観察されていると思うと吐気がするようになりました。しかし、その時は揉めるのも面倒だし、Pは人のことをジロジロと観察するという相手に対して失礼なことをすることから、恐らくそういうことを指摘する友達がいない寂しい人間だと自分に思い込ませて関わらないようにしていました。
そんな中、同僚の一人がPの視線が気持ち悪いと言っており、自分がPに観察されているのは間違いないと確信しました。その同僚は私とは異なり、業務でも接点があることからPとは大人の対応で接しており、よく我慢できたと思います。ここでは書けませんが、視線以外のことでもPの件で怖い思いをしていたようで、その恐怖は察し余ります。
ここで反省点ですが、Pの視線に不快感があった時点でPの上司や私の仲の良い同僚にPの気持ち悪さと、人のことをジロジロと観察することは立派な同性間のセクハラだと伝えれば良かったこと。伝えても恐らくあまり相手にされなかったと思いますが、周囲にPの気持ち悪さを少しでも認識させておけば、後々私のメンタルが壊れなかった可能性があります。
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