見出し画像

安芸の宮島 冬の厳島神社

新年最初の日帰り小旅行は、世界文化遺産・厳島神社。
何を隠そう、厳島神社には因縁がある私。
世界遺産検定二級を取得した一昨年。当時名古屋に住んでいた私は、お盆休みはどこに旅行しよう?→世界遺産二つあるし、久しぶりに広島に行くか、と朝イチで『のぞみ』に飛び乗り、最初に向かった宮島で「大鳥居が見当たらない」という事態に遭遇。
そう、その時大鳥居は絶賛修復工事中で、その美しいお姿を拝むことはできなかったのです。
『うえの』さんのあなごめしは美味しかったけどね。
それから一年もしないうちに広島に異動になり、工事も終わったということで行ってきました、安芸の宮島。
目的は世界遺産・厳島神社、そして牡蠣です。

牡蠣づくしの絶品ランチ

宮島に着いてすぐ、牡蠣料理のお店へ。
宮島に行くなら生牡蠣食べてみて!と強く言われていたにも関わらず、ちょっと日和って生牡蠣はパス。
試験が近いからね、今体調崩すわけには…。
まずは焼き牡蠣。出てきた瞬間、
「見たら分かる、旨いやつやん!!」
と私の中の宮川大輔さんが叫んでおりました。
大粒でふっくらプリプリの牡蠣は、絶妙な焼き加減で控えめに言って最高でした。これはワインが欲しくなるなー。

次いで出てきた牡蠣めし、カキフライ、牡蠣の味噌汁、牡蠣のオイル漬、牡蠣の佃煮。サラダにかけるドレッシングにも牡蠣ペーストが入っているとか。
牡蠣づくしとはこのこと。ここは天国か。
牡蠣めしは柔らかめの炊きあがりで海苔が良いアクセント。カキフライは衣薄めで牡蠣がジューシーで「食ってみな、飛ぶぞ」というレベル。自家製タルタルとレモンも好相性でした。
美味しすぎて瞬殺。追加注文しそうになったが、おやつも食べたいし…ということで我慢。いい大人ですから。

無関心を貫くクールな鹿

宮島には鹿がいます(唐突)。
奈良公園周辺にいる鹿は神の使いだそうですが、このひとたちは野生。なので時折食べ歩き中の観光客が軽く襲われているのを目にします。
が、食べ物を持たない観光客には無関心。
こんなに接近しても、ひたすら毛づくろい。

「……」

「……」プイッ
見事なまでに興味がありません。
ただ、その傍らでもみじ饅頭を食べていた大学生らしき男性がめちゃめちゃしつこく襲われていたのを私は知っている。

世界遺産・厳島神社

御笠浜から撮った大鳥居。
これだよ、私が見たかったのは!!
荘厳な姿が波穏やかな瀬戸内の海に映えます。
本当の『映え』ってこういうことなのでは。

客(まろうど)神社とその後ろにそびえる豊国神社(千畳閣)と五重塔。

高舞台と御本社。
推古天皇即位の年(593年)に創建され、その後平清盛によって造営された寝殿造のこの古社は、宗像三女神を祀っているそう←世界遺産検定の時に勉強した
そして後ろを振り向けば…。

火焼前からの大鳥居。
空と海に鮮やかな朱色が映えます。

日本で唯一の、海に浮かぶ能舞台。
この時は潮が引いていたけど、前回訪れた時は周り一面海で、とても神秘的だった。
厳島神社を完成させた平清盛率いる平家一門は、もともと海での戦に長けてたんだったか。
まさか自分たちが、海で滅亡の時を迎えるとは思いもしなかったんじゃないかな…。

熱々サクサク、揚げもみじ

歩き回って小腹が減ったので、おやつにします。
宮島名物『揚げもみじ』。
そういえば先週末に飲みに行った時、同僚がなぜか〆に揚げもみじを頼んでたな。
〆に揚げスイーツとは珍しい、と若干戸惑った記憶が。
というわけで人生初の揚げもみじ。
もみじ饅頭揚げただけでしょ?と侮るなかれ(まあ、実際そうなんだけど)。
揚げたてのもみじ饅頭は、サックサクでこしあんがトロッとしてて、何これ美味しい!!と感動することしきり。
もみじ饅頭の新しい扉が開いた瞬間でした。

スッキリ爽やか、広島レモンハイボール

一昨年も立ち寄った『GEBURA』さん。
前回はノンアルコールの広島レモンソーダ。
今回はいいや飲んじゃえ、という欲望に任せた自己判断で広島レモンハイボールをチョイス。
揚げ物といえばハイボールですから。
しかもこれ、ウイスキーも選べる。
間違いないであろう某スコッチで作ってもらいました。
美味しいのはもう知っているのでw賑やかな外国人観光客の隣でのんびり嗜みました。

牡蠣からの牡蠣、そして牡蠣

牡蠣欲は止まらず、結局またしても牡蠣関係を買って帰ることにw
ついでに言うと、この日の夕食は牡蠣鍋でした。
もしも通風になったら終わるな、私。牡蠣好きすぎないか。
一年半前のリベンジも果たし、大満足の日帰りショートトリップでした。
今度は弥山に登りたい。
願はくは桜の季節に←なぜか溢るる西行感
少し疲れたら、また宮島に行こう。
精神的にも、物理的にも癒やされに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?