カンガルーのお肉食べてみた メルボルン滞在日記 第8回
「カンガルー肉」という言葉を聞くと、まず思い浮かぶのはその異国情緒だろう。僕にとっても、最初はどこか「観光客的」なイメージが強くて、あまりにも非日常的なものとして頭の片隅に追いやっていた。だが、メルボルンに来てしばらくすると、そのカンガルー肉がスーパーマーケットの一角で、特別な扱いをされるわけでもなく、普通に並んでいる光景に出会った。
普段の食材と変わらないようなパッケージに包まれ、ビーフやチキンの横に堂々と並んでいるカンガルー肉を見て、僕は少し驚きつつも、興味が湧いてきた。