金太宅に泊まった

金太は勿論本名ではない。
大学の同期で、同じサークルで知り合ったのだ。
なんで金太なのかは、覚えていない。俺が知り合った時には既に金太と呼ばれていた。先輩からは金太で、同期からは金ちゃんだった。

金ちゃんは今は名前の変わった田無市から通っていた。大学は小田急線沿線だったから、西武新宿線で西武新宿駅まで来て、小田急新宿駅まで歩いて、小田急線で通っていた。

俺は大学2年生の時、サークルの後輩の女の子と付き合い始めた。
その子は西武新宿線の下井草駅に住んでいたのだ。
だから俺はデートの後は、西武新宿駅で電車に乗せてから帰宅していた。
小田急線の新宿駅は当時は西口しか改札口が無かった。昭和だから、今とは様相が違う。
だから西口から地下に降りて、丸の内線の改札を通り過ぎて、新宿プロムナードを抜けて、西武新宿駅に出ていた。
プロムナードの喫茶店やレストランは、よく使っていた。そこからなら、西武新宿駅が近いから、時間計算楽だったのだ。

その日は彼女と新宿ミラノボールでボーリング🎳して、俺のボトルのある後楽園アドホックの地下のドイツ料理店で食事したのだった。
この日はミラノボールで相性診断のゲームしたら、0%が出て飲んだのだったw
感情の相性0%、知性の相性は80%以上で、体の相性も70%以上だった。
だが、感情の相性0%で、まだ19の若造の俺は飲みたくなったのだ。

飲んだら遅くなった。
小田急線の俺はもう終電無かった。
彼女はその日は夏休みだったから、小平市の実家に帰るのだった。
そこで俺は田無市行こうと思って、金太に電話した。
当時はまだ携帯も無いから、家電である。
そこで金太に泊めてもらえる事になり、田無駅まで迎えに来てもらった。
田無まではまだ電車あったけど、小平までの電車はもう無かったのだ。
それで彼女は金太から自転車借りて、それで小平まで行くと言う。
とりあえず金太の部屋に入り、話していたら、金太の弟が「女の子の声するけど」と現れたw
で、俺は金太宅に泊めてもらい、彼女は借りた自転車で小平に向かったのだった。
今考えたら、田無から小平まで深夜に女の子ひとりで自転車は、危なかった。
なんでこんな選択したのかなw

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