ございますN牧

大学時代の話である。
俺が2年生の時の1年生に、奴はいたw
N牧。
〇〇でございます、とか言う喋り方をしていたので、俺がございますN牧とあだ名をつけたら、広まったw

N牧はうちの部屋の後輩S分のところに遊びに来ていた。
そのうち俺たちが飲みに行く時について来たりし始めた。
大学3年の時の学祭、ございますN牧は酔っていた。
それで廊下でいちゃついてるカップルの男の顔面にラリアットを叩き込んだらしい。
N牧が俺たちのビデオ喫茶店に「ふざけたアベックがいたから、ラリアット叩き込んでやりましたよ」と入って来た。
見ると着ていたジャンバーの腕の部分に血が付いていたw
ラリアットを顔面に叩き込んだら、鼻血出してぶっ倒れたらしい。
そしてそのままうちの喫茶店に逃げ込んできたのだった。
おいおい、それじゃどう考えても、俺たちが一年生に暴れさせたみたいじゃん!
あくまで、俺たちは無関係だった。
N牧の犯行も事後に知ったのだ。
ただ、だからと言ってN牧を学祭本部に突き出す事はしなかった。
バレて、本部から捕まえに来たら、引き渡すつもりではいたが。
結局、誰の犯行かわからず仕舞いで、N牧は血のついたジャンバーのまま、俺たちと他の店に飲みに行くのについて来たのだった。

別の日にN牧はあるパブで俺が後輩のF史とY子をくっつける仲人として飲みに行ってるのを勝手について来たので、俺はとことんN牧に飲ませたのだった。N牧はY子に気があったみたいなのだ。
N牧はトイレに行ったきり戻ってこなかった。吐いてるのか心配になり見に行ったら、トイレの窓が開いてて、N牧はいなかったら。
ヤバいと思って、トイレの窓から逃走したのだったw
おかげで、F史とY子をくっつけるのは成功して、2人は付き合った。F史からY子が好きだと言われてたから、俺が手を回したのだった。
ちなみにN牧は飲み代払ってないw
俺も請求はしなかったけどね。

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