バレーボールからのプロレス観戦

大学1年生の時、同じ高校で新日鐵の応援団に入っている友達から試合のチケットあげるからと電話が。東京駅の新日鐵本社に行き、実業団バレーボールのチケットを貰った。
俺はバレーボールは生で見るのは初めてだった。高校総体の予選の試合の応援とか入った事あったが。
実際に行くと、2階席だったが、選手は大きく見えて、見やすかった。
この時の経験から、俺のプロレスを会場で見るのが始まったのだ。

時期的に新日が全日からタイガー戸口やアブドーラ・ザ・ブッチャーを引き抜いて、引き抜き戦争は激化していた。
世界最強タッグの最終戦で、ブロディ、スヌーカー組のセコンドに新日本のトップ外人だったハンセンがつき、場外戦に乱入してラリアットでテリー・ファンクを沈めてしまった。これに怒った馬場さんと鶴田がリングに殴り込み、馬場さんのチョップ連打でハンセンは血まみれになって、全日プロレスの次期シリーズでの一騎打ちが決まった。
このように引き抜き戦争は、加熱していた。

そこであの大きさで見られるならと、俺はプロレスを会場で見に行くことに決めたのだった。
1・28東京体育館での新日、猪木対ブッチャー、リングサイドを買った。
2・4東京体育館での全日、馬場対ハンセン、これもリングサイドを買ったのだ。

1・28では、メインイベントは猪木対ブッチャー、後はタイガーマスク対ダイナマイト・キッド、ラッシャー木村対坂口征二のIWGPアジア予選w

猪木対ブッチャー

はっきり言って、金返せ!の試合ばかりだった。タイガーマスクと荒川の試合以外はw

2・4東京体育館3大決戦は、馬場対ハンセンのメインイベントに鶴田対ニックのAWA世界戦、天龍源一郎対マスカラスIWA世界戦だった。

ジン・キニスキーの息子も来ていた。
この日は大満足。
これが、この後首都圏での大試合は、必ずリングサイドで行くようになるきっかけだった。

印象的な試合を列挙する。
馬場さんがハンセンをスモールパッケージホールドでピンした試合。
長州が藤波をフォールしてタイトルを奪った試合。
IWGP決勝戦での暴動事件。
猪木対国際軍団の3対1。これは2回とも枡席で見てた。
鶴田がニックからAWAを奪取した試合。
第一次UWF旗揚げ大会最終戦の前田日明対藤原喜明。
新日本対革命軍の対抗戦。
全日本対ジャパンプロレスの対抗戦。
後楽園ホールだったが、グレートカブキの初来日戦、UWF無限大記念日。
色々見てたなぁ。
基本的にリングサイドか枡席で見ていた。
後楽園ホールでは、1列目も取れた事あったなぁ。

これも全部実業団バレーボールのチケットを友達がくれたおかげである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?