2人乗りで捕まった理由

これは後輩の話である。決して、俺の話ではないw

大学で1学年下のOは、俺とは直接の知り合いでは無かった。俺の友人Kがサークルで知り合った人であった。ただ、学内では何度も話していたから、知り合いにはなっていた。ただ学内だけの付き合いだったから、友達では無かった。

Oは肉体派のAと言う女の子と付き合いだした。Aは俺たちの同期である。何故肉体派かと言うと、ボディビルダーと言うのではない。男なんて身体で落とすのよ、こう言い放っていた女の子だったから、周りは肉体派のAと呼んで、距離を置いていたのだ。
俺たち同期の男たちから煙たがれてたので、後輩のOと知り合ったら、一気に飲みに行き落としたらしい。つまり、Oは落とされたのだ。

Oはバイク通学していた。バイクと言っても50ccの原付自転車である。
彼は中型の免許も持っていて、ツーリングとかではそっちの単車を乗っていたが、通学には置き場所とかもあり、原付自転車だったのである。

その日、Oは肉体派のAを原付自転車の後ろに乗せて、二人乗りしていた。大学で駅まで乗せてって、こう頼まれたからだった。
だから、Oは2人乗りさせる予定も無かったから、ヘルメットは自分の分しかなかった。それで一度は断ったのだが、肉体派のAから手を握って頼まれて、了承したのだったw

この時点で50ccの原付自転車二人乗りは違反だし、同乗者のノーヘルも違反である。
それでもOは、二人乗りしたのであったから、自己責任ではありました。
駅に向かって走ってる途中、肉体派のAはOの腰に手を回して胸を押し付けていたらしい。肉体派のAはその名の通りなかなかのナイスバディだった。
Oは欲情ドウドウクンと化した。
その為、対向車線に白バイが居たのに、肉体派のAの胸にばかり集中していて、全く気付けなかった。
当然すぐにサイレン鳴らされて、Oは停められた。
そして、違反切符を切られたのであった。

Oは肉体派のAと別れた後、俺にまで愚痴っていたよ。
それにしても肉体派のA、恐るべし!俺は顔見知りではあったが、学部もサークルも違っていたから、友達の知り合い程度の挨拶する程度の関係で済んでいたから、助かっていた。
ちなみにその後肉体派のAと付き合った先輩は、小学校の教師になる為勉強していたのに、彼女に溺れてしまい教員採用試験には不合格で、小学校の用務員になったのだった。
破壊力恐ろしい肉体派のA。

って、主人公がOから肉体派のAになってるw
ま、強烈なインパクトある人だったからなぁ。顔?それを言ったらお終いよw

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