見出し画像

ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep27〜

第四章 シリア パルミラ編
三十路センチメンタルジャーニー
ep27、東洋人の誇りに懸けて 2006

 荷物をホテルに置いて、いよいよ念願のパルミラ遺跡へ。小さな街なのでと軽く考え、地図もろくに見ずに歩いていたら案の定道に迷う。そして学校らしき建物の前の道に差し掛かったとき、あ〜大量に出てきた・・・。ワラワラありんこの巣を突いたかのように童ども(15歳ぐらい?)が・・・。

 そして、そのうちの一人がこっちにいる僕を発見するなり始まった!チン、チャン、チョンの大合唱。ちなみにこの「チン・チョン・チャン」とはなんとも語呂がよく、かつての薬師丸ひろ子の「チャン・リン・シャン」のように覚えやすいが、このフレーズは東洋人をバカにするときに使う呼び方だ。

 チンは中国人・チョンは韓国人・チャンは日本人だったと思う。とはいえ特にそれを聞いたからイライラするわけでもないが、このまま素通りすると彼らにとって東洋人は馬鹿にしても大丈夫だという変な先入観を持ってもらっては困る。

 ここは正しい教育が必要だとテキトーな言い訳を自分に付けて、童めがけて突然の猛烈ダッシュ。久々の本気ダッシュ。童どもは突然の僕の豹変及び猛烈なダッシュに怯み、叫びながら、泣きそうな顔になりながらホウボウに散り散り逃げ始めた。そんな中で勢い余ってすっ転んだ童の一人を捕まえた。泣きそうな顔でこっちを見る童。

 そして次の瞬間・・・思い切りクスグってやった。童の笑い声が若干悲鳴に変わる程に・・・そして全東洋人を代表して、東洋人の誇りにかけて、全身全霊でクスグッてやった・・・。仲間の童どもは哀れな顔つきで呆然と仲間を見守っている。その間にクスグッていた童が膝から砕けていく。

 次はどいつだ、いくぞ!なんて鬼ごっこみたいなことをしていたら仲良しになった。その後、やつらの仲間5人ぐらいとやつらの一人の家に行くことになった。チャイをご馳走になり、全世界の男子共通の話題、そうそれは下ネタで盛り上がる。(注;ほぼジェスチャー)2時間ぐらい童どもと遊んで奴らにパルミラ遺跡の入り口まで送ってもらう。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^

HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?