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ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep54〜

第六章 ヨルダン アカバ編
三十路センチメンタルジャーニー
ep54、無理してでもスピードボートに乗れ!!

 この港町アカバでは特にやることもない。とはいえ実はここアカバはとても有名なビーチリゾート地である。

 しかしながら、三十路おじさんが汚い腹を晒して、おまけに一人でリゾートを満喫する想像図は地獄絵図でしかない。また、もし当時の僕が今のように釣りスキルを持っていたら、間違いなく竿を垂らしていたが釣ったところで喜びをシェアする人もいない、ただのミドルエイジのアカバリゾートアローンである。

 従って当時の僕は、裸体を晒す勇気もなく、物価の高いこの街でやることも、やれることもないのでそのままタクシーの運ちゃんにフェリー乗り場までむかってもらうことにした。

 僕の勝手な想像で、向かう先にあるフェリー乗り場には、バックパッカーの人たちが沢山いて、取り合えず出港までにエジプトの情報を集めたり何なりとできるかなと思っていた。

 場合によってはインターネットカフェなんてものを想像していた。しかしこの勝手な想像は後に裏切られることになる。

 ちなみにエジプトのヌエバに行くフェリーには、スピードボートとスローボートがあるがあるようだ。もちろん料金はスピードボートの方が高い。タクシーの運ちゃんにはひたすらスピードボートをゴリ押しされた。なんでもスピードボートなら一時間でヌエバに着くらしい。

 そんなおじちゃんの意見は尊重するが、無駄な冒険心と貧乏性が相まってムラムラとスローボートなら安いし、ローカルと一緒に地元民気分を味わいながらフェリーに乗れるんじゃないかとかアホなことを考え出していた。

 しかし、そんな無駄な妄想は全くいらないことであったとわかったのはこのすぐ後だった。フェリー乗り場に着きチケットオフィスに向かうと、窓口のお兄さんに素晴らしい笑顔で「今日はスローボートしかないよ、『えらべないよ!』(ここ強調)」と強く、そしてにこやかに言われてしまったのだ。

 アホな冒険心に刺激されていた僕は、この時にはすでにスローボートに乗るつもりだったので問題ないが、出向は夜8時といわれ、今は3時。あーーーあと5時間(-.-;)y-~~~

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)


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