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マレーシア・クアラルンプールで食い倒れ妄想旅行計画⑧

ニョニャ菓子とサプライチェーン

 言葉の響きからちょっとピンクの香りがする感じだが、ニョニャとは多民族国家の中でマレー系、インド系、中華系、イギリス系などと、イギリスに対し忠誠を誓った英語しか話さい中華系一族プラナカンの混血子孫の女性名詞であり、男性はババという。

 といものとマレー半島に移り住んだ中華系でも中国本土とつながりが深く、後に労働者としてマレー半島に移住してきた人々をトトックというそうだ。このように使い分けをしている。つまりこのニョニャ菓子とは、そう、あなたのご想像どおり、多民族のスイーツが混じり合って出来たハイブリットスイーツということになる。

 原料はココナッツや米粉、タピオカと様々で、中華菓子を基本にマレーの食材でつくったらこうなった的な感じをさらに超絶進化させ、独自の菓子文化を見事に咲かせたもの。そして、この出来中華系が仕上げたお菓子を基本インド系の行商人が売りさばくということが行われていたようで、なんともハイブリットサプライチェーンぶりを発揮していたとものだと感慨深い。

 ちなみに外国スイーツあるあるな、とってもカラフルな見た目だが、合成着色料などではなく天然物を使用してので日持ちしない。いわゆる日本で言うところの生菓子となるのでその日のうちにいただくそうだ。また、サイズも一口サイズになっているものが多いようで、これも日本の和菓子の中で生菓子と共通している。このカラフルなニョニャ菓子を、きれいに盛り付け、日本の和菓子のようにお抹茶といただくというというのもありかもしれない。生菓子なので日本でいただくのは難しいかもしれないが、マレーシアはかつては海のシルクロードの中継地点。

 こうした菓子が舶来物として日本の歴史に入ってきていたらと思うと、日本の和菓子はどう進化したのか気になるという悪い癖である僕の妄想が始まった。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^



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