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バイクでGOGO西日本17完結編

中年ヤングと旅の終わり

 これから有料の橋を渡る。これは高速でもあるが、徳島から淡路に渡るには、この有料の橋しか手段はない。ちなみに原付はフェリーしか手段がなかったのだが、残念ながらこれも2021年に廃止された。つまり、125CC以下は、淡路島に渡ることもできなければ、本州に行くこともできない。この橋を鳴門北インターから乗り、そしてすぐ橋を渡りきったところの最初のインターで降りる。さあ、最後のツーリングスポットとして淡路島の南に到着。

 インターを降りて最初のT字路を西へ向かう。僕自身、淡路島には孤高の趣味である釣りをしに何度も来ているのだが、この南側から西の海岸線を走るのは初めて。理由は道が狭いから。普段釣りに来る時は車でくるので、この細い道路は通ることはない。また、釣りスポットもあるのだが、狙っている魚種を考えると計画段階ではずす場所になる。しかも北側から来ると中々遠く、時間がかかることもあり、普段は敬遠する流れになる。

 しかし今回はツーリングである。これを走らない手はないということで、淡路島でも初めて通るルートで心が踊る。そして実際に走ってみて、それはなんとも素晴らしい景色だった。道が細いので、もし車で来ていたら対向車や道幅に気を使ってあまり楽しめなかったと思うが、こういうところがバイクの良さで、何とも気持ちよく走ることが出来た。また、西側の県道25号線から31号線を走っているときの時間帯が夕日の時間帯ということもあり、海の向こう側に沈んでいく夕日が今回のツーリングの終わりを感じさせるようで、おっさんは一人ロマンチックを満喫。素敵なツーリングタイムとなった。

 夕日が沈みかける直前には淡路島最北岩屋に到着、そのまま帰路につくため本州へ渡る明石海峡大橋へ。本州に渡る橋の上でちょうど薄暗くなってきた。ここからは京都までは高速道路で一気に帰路へ着く。このときすでに中年の体はボロボロ、お尻は痛いし肩はゴリゴリに凝っているは、おまけに汗臭いということで最悪の状態だったが、それにも劣らず気持ちは本当に晴れやかでスッキリとし、心はまるで二十数年前の自分になっていた。

 京都南インターで高速を降りる。あとは家までゆっくり走り、最後まで事故のないように気をつけなきゃならない。家に帰れば妻が待っている。もう昔のように自分一人の体ではない。4泊だけの中年ヤングから中年へ。さあ切り替えていこう。

・・・(・∀・)ああああああああ、お土産買ってない・・・・・・妻よ、すまぬ・・・

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)


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