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東京宗教建築散歩 4

悶絶するほどスウィーティーなトルコ菓子

●スケジュール
9:00:朝食/カテドラルにちなんでバチカンがあるローマの朝食スタイル、カプチーノと菓子パン、コンビニでも組み合わせられるお手頃ローマスタイル
10:00:東京カテドラル・聖マリア大聖堂/結婚式もできちゃう、日本のモダニズム建築のスーパーヒーロ丹下健三を堪能する
12:00:昼食/ジャーミー見学前にトルコ料理とトルコ菓子
13:00:東京ジャーミー/イスタンブールにテレポーテーション
15:00:日本ユダヤ教団広尾/華麗なる一族が手掛けた在ユダヤ人コミュニティーの拠り所 
18:00:夕食/ユダヤ教のご飯の定番コーシャを食べたいが難しいので、イスラエルの定番ファーストフード、ファラフェルサンドにしてみた

 駒場東大前駅から、見ているだけで涎が出てくる民芸コレクションを有する日本民芸館を横目に見つつ歩き続けると現れるのが東京ジャーミーだ。ジャーミーとはマスジド・アル・ジャーミーの略で、簡単に言えばモスクのことである。イスラームは金曜を祈りの日としているため、日本語で書くと「東京金曜集団礼拝所」という中国語くらい漢字の並ぶワードが完成する。この東京金曜集団礼拝所をゆっくり鑑賞する前に、まずはランチで腹ごしらえといきたい。というのもこのジャーミーの2Fにはカフェが併設されており、ここでトルコ料理ランチやトルコのスイーツをいただくことが出来るようになっているらしい。

 カフェの名前はユヌス・エムレ・カフェ。この名前の由来になっているユヌス・エムレは1200年代のトルコの詩人ユヌス・エムレで、トルコ文学に与えた影響は計り知れないと言われている。その生涯は謎に包まれているらしく、アナトリアの人ということはわかっているらしい。

 トルコでは紙幣の肖像に使われるほどの有名人で、日本で言えば福沢諭吉か夏目漱石といったところか。日本人にとって夏目漱石や福沢諭吉は、お札を折れてニヤニヤさせられるほど愛されているわけで、彼もまたトルコで愛されているのだろう。また、世界中にトルコの文化を伝えるユヌス・エムレ財団というものがあり、このジャーミイもトルコ文化交流センターを兼ねていることからこの名前が付けられたであろうことは想像に容易い。

 そんなトルコ文学のビックスターに想いを馳せながら、日替わりトルコランチをいただくのもまた乙だ。ちなみに私見なのだが、トルコを旅行するとそこかしこにロカンタと言われる庶民向け煮込み料理食堂があり、これが楽しみで何度もトルコに足を運んでしまうほど美味い。ただ一方で日本にあるトルコ料理屋はどうしてもケバブ中心で現地で言うところの焼き物料理屋が軒を連ねる。もちろん両方の料理を出す店も多いが、現地のロカンタのように、ショウケースの内側に大量に盛られた沢山の種類の煮込み料理から数種類選んで皿に載せ、テーブルの上に無造作に置かれたプラスチックケースの中からカットされたパンを好きなだけほうばりながら食べさせてくれるところがない。もちろん日本でそんな事やったら赤字ですがなーって話かもしれないが、もしそんなトルコ料理屋が日本にあるのなら、是非ご一報願います。

 このカフェでは、トルコのスイーツを食べることも出来るらしい。ちなみにトルコ菓子並びにアラビック菓子を食べたことがある人ならわかると思うが、悶絶するほどスイーティー。こうした悶絶トルコスイーツで至福の体験をしたら、いよいよ本チャンであるジャーミー観賞と行こうではないか。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)

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