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「Good morning Boltimore」感想(映画『HAIRSPRAY』)

私は、映画「HAIRSPRAY」(2007)が大好きです😭
自分がこの映画のどこが好きなのか文章にしておきたかったのと、あわよくば仲間を炙り出したい&増やしたいの気持ちから、noteに書くことにしました✊🏻

映画全体の感想を書くつもりでしたが、とてつもない文量になりそうだったので、私が語りたい曲から投稿していこうと思います☺️

今回は、映画の1曲目『Good morning Boltimore』です🎤✨

Good morning Boltimore

冒頭、「ボルチモア」という都市の様子が素早く映ります。

1962年のボルチモアは、すごく都会なわけでもなく、すごく田舎なわけでもない普通の街🏘️
様々な人が生活しています。
そして、当たり前のように、黒人の靴磨きが白人のサラリーマンの靴を磨き、「大学 黒人学生を拒否」という見出しがついた新聞を読んでいます。

そんな街で、主人公である16歳の女の子「トレイシー」が目を覚まします👀

以下、歌詞と感想を載せます〜!
(日本語訳は、映画で日本語字幕を担当されている戸田奈津子さんの訳です。)

Oh, oh, oh
Woke up today
朝の目覚め
Feeling the way I always do
いつもこういうスッキリ気分!
Oh, oh, oh
Hungry for something
That I can't eat
Then I hear that beat
食べたいけど我慢してあのビートを聴こう
That rhythm of town
Starts calling me down
街のリズムがあたしを呼んでる
It's like a message from
high above
天からの声のように

Oh, oh, oh
Pulling me out
To the smiles and the
Streets that I love
あたしの大好きな微笑みの街

まず、トレイシーが初登場します。
お目目きゅるんきゅるんさせながら、布団から顔を出してて、スーパー可愛い😭❤️

そして、るんるんしながら、お気に入りであろう「ふわふわの毛がついたスリッパ」を履き、同じくお気に入りであろう「リボンタイのブラウス」のタイをキュッと締め、「黄色のタータンチェックのタイトスカート」のチャックを勢いよく上げ、仕上げに「ヘアスプレー」を頭に思いっきり振りかけます。

TM & © MMVII New Line Productions, Inc. All Rights Reserved.

彼女にとっては、これが「完璧な私」なんだろうなぁと感じます。

起床直後にも関わらず、気分最高な様子で、踊り、歌いながら、出かける準備をしている姿が最高に尊くて、涙が出ます😭(まだ序盤の序盤)


Good morning Baltimore
おはようボルチモア!
Every day's like an open door
毎日新しいドアが開き
Every night is a fantasy
毎晩がときめくファンタジー
Every sound's like a symphony
聴こえる声はシンフォニー

Good morning Baltimore
おはようボルチモア!

And someday when I take to the floor
いつか人前で踊れたら
The world's gonna wake up and see
世界中が熱い目を注ぐわ
Baltimore and me
ボルチモアとあたしに

トレイシーは、自分で自分を幸せにできるどころか、世界を愛することもできる子なんですよ😭🫶🏻

毎日新しい扉が開き
毎晩がときめくファンタジー
聞こえる声はシンフォニー

なんて素敵な感性っっっ😭✨
目の前のきらめきに気づける才能がある!!!
私もこうでありたいなぁと思います…!

そして、私が特に好きなところはここ!

And someday when I take to the floor
いつか人前で踊れたら
The world's gonna wake up and see
世界中が熱い目を注ぐわ
Baltimore and me
ボルチモアとあたしに

健やかな自己肯定感〜〜〜っっっ😭✨✨✨
私は、彼女は「身の程知らずな人」ではなく、「自分の良さに気づき、認めている人」だと感じています。
多分、彼女は、世界中に熱い目を注がれなくても、自分を責めません。
「素敵な私」に、世界が気づくか気づかないかが問題であって、「素敵な私」は決して揺るがないんでしょうね😭(尊い)

あと、ダンスって技術を大事にしがちだけど、「誰が」踊っているかも大事だよなぁ(どんなに練習しても、結局「自分らしさ」が消滅することはないと思っている。よくも悪くも)と思いました。


(車道を横切り、ショーウィンドウに映る自分を見つめる)

Oh, oh, oh
Look at my hair
このヘアー!
What "do" can compare with mine today?
このスタイルに誰が挑戦できる?

Oh, oh, oh,
I've got my hairspray and radio
I'm ready to go
ヘアスプレーとラジオがあれば怖いものナシ

The rats on the street
All dance around my feet
ドブネズミも、足元で踊ってる
They seem to say
"Tracy, It's up to you"
“トレーシー当たって砕けろ!"と

So, oh, oh
Don't hold me back
'Cause today all my dreams will come true
今日こそあたしの夢を叶えてみせる
(綺麗なお姉様方の間を割り込んで通り過ぎる)

Good morning Baltimore
おはようボルチモア!
There's the flasher who lives next door
近所の露出狂のおじさん(ニッコリ手を振り合う)
There's the bum on his bar room stool
バーの止まり木には酔っ払い(手を振る)
They wish me luck on my way to school
皆あたしの幸運を祈ってる

Good morning Baltimore
おはようボルチモア!
And some day when Ii take to the floor
いつか人前で踊れたら
The world's gonna wake up and see
世界中が熱い目を注ぐわ
Baltimore and me
ボルチモアとあたしに!

後のシーンで、トレイシーは学校の先生に「その髪型やめなさいって言ってるでしょう。」と言われます。
先生が注意した理由もそれなりにちゃんとあるのですが、それは置いておいて、彼女にとって、自分が可愛いと思うものは、揺るがず可愛いんだなぁと感じました😳

また、可愛いものに対してだけでなく、生き物に対しても、彼女は彼女の物差しで関わってるように感じます。

彼女にとって、ドブネズミはお友達だし、綺麗なお姉様も露出狂のおじさんも酔っ払いのおじさんも、みんな同じく、愛する街の人々のようです。
心が清らか…!!!

さらに、周りの大人の「普通さ」が、トレイシーの異質さ(幼さ含む)を際立たせているところが、私のこの映画の好きなところの1つです。

ドブネズミに餌をやり、踊って歩くトレイシーを、お姉様方は訝しげに見るし、露出狂のおじさんはお姉様方にだけ露出するし、お姉様方は絶叫します。
酔っ払いのおじさんには、トレイシー以外見向きもしません。


I know every step
I know every song
ダンスと歌ならあたしに任せて
I know there's a place where I belong
才能の花開く場所がどこかにある
I see all those party lights shining ahead
スポットライトの当たる場所が
So someone invite me
Before I drop dead!
(Before she drops dead!)
そこに立たせて!この世にバイバイする前に!

So, Oh, Oh
Give me a chance
機会を与えて
'Cause when I start to dance I'm a movie star
ダンスで認められたらやがては映画スター

Oh, oh, oh
Something inside of me makes me move
When I hear that groove
体が自然に踊り出す

My ma tells me no
ママは言う"やめなさい"
But my feet tell me go!
でも足が動き出し
It's like a drummer inside my heart
胸の奥からドラムの音が響いてくる

(踊ってたら登校用バスに置いていかれる)

Oh, oh, oh
Don't make me wait
もう待ちきれない
One more moment for my life to start... (Good morning, good morning
Waiting for my life to start )
人生のスタートを切らせて!

(車道に飛び出し、無理やりトラックを止める)

So someone invite me
Before I drop dead!
(Before she drops dead!)
そこに立たせて!この世にバイバイする前に!

ここが1番好きです😭😭😭😭😭
心から望んでいることがすごく伝わる😭

トレイシー役を演じたニッキー・ブロンスキーは、当時、高校に通いながらコールドストーン(アイス屋)でアルバイトをしていた普通の17歳だったそうです。

ニッキーが15歳のとき、ブロードウェイで「ヘアスプレー」の舞台を観て、トレイシーを演じたいと思い、頑張って頑張って辿り着いた背景も合わせて観ると、感無量…😭

彼女が上手なのもあるかもしれませんが、この曲は「かましてやる!!!!」の気持ちをとても感じて、とても好きです😭👏🏻

せっかく掴んだチャンスだもん、並々ならぬ気合いだったでしょうね😭
(ニッキーは、頑張りすぎて、食べても食べても痩せて、困ったそうです)

(トラックに乗せてもらう)
I love you Baltimore
アイ・ラヴ・ユー ボルチモア
(トラックの荷台から歌い上げる)
Every day's like an open door
毎日新しいドアが開き
Every night is a fantasy
毎晩がときめくファンタジー
Every sound's like a symphony
聴こえる声はシンフォニー

And I promise Baltimore
約束するわボルチモア
(トラックのおじさんとニコニコ)
That someday when
I take to the floor
いつか人前で踊れたら
The world's gonna wake up and see
世界中が熱い目を注ぐわ
(トラックのおじさんとバイバイ)
Gonna wake up and see
世界中が熱い目を注ぐ
Baltimore and me...
ボルチモアとあたしに
(Yes, More Or Less We All Agree)

Baltimore and me...
ボルチモアとあたしに
(Someday the world
Is gonna see)

Baltimore and me!
ボルチモアとあたしに!

最高!!!!!!!!

ここまで読んでくださった優しい皆様☺️
これを踏まえて、ぜひ映画(かYouTube)をご覧ください🫶
そして感想をください🤤❤️

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