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野鳥は恩返ししてるつもりはさらさらない。

こんにちは。気付けば季節はすっかり秋から冬へと進んでいます。
それにしても2023の秋、特に感じたのは、秋が長かったような気がしてますけど、暖かい日と寒い日の差がすごい。秋って少しづつだけど確実に寒くなっていく、そんな感じだと思っていましたが、今年に限っては「かなり暑い!」「すごく寒い!」みたいな日が数日おきに変わるがわるやって来て、体がその波に合わせられず、大変な日々を過ごしています。普通に冬がやってくるんでしょうか?
ちなみに今回は初夏のお話です。今年の6月ごろ、我が家のブルーベリーを野鳥達とシェアしていた時のお話です。

家の敷地内で蜂の巣の残骸とハチの死骸を見つけた時は気が気じゃありませんでしたが、様子がわかった途端に色々と辻褄が合い「よかったー!!」となりました。

・前日、外からしばらくの間聞こえた野鳥の大きな鳴き声
・午後からは通常通りブルーベリーの木にもやってくる
・翌日裏庭に行ってみる
・足元に破壊されて空っぽになったスズメバチの巣と女王蜂の死骸 ←イマココ

みたいな感じで、ピーン!と来ました。
どうやらイソヒヨドリがスズメバチの幼虫を狙って巣を襲っていたようです!
巣の残骸を見つけた時には何が何やら、どうして家の敷地にスズメバチの巣や死骸があるんだか、気持ち悪いなあと不思議に思っていました。

そうです。季節は初夏、ちょうどスズメバチが新しい巣を作り始める時期です。そして野鳥にとっても子育て真っ最中で、親は栄養価の高い虫や幼虫をヒナに与えるためにせっせとあちこちに飛び回ります。
我が家は近くに山や林があることもあり、何回か軒下などにハチの巣を作られてしまったことがありました。今はホームセンターなどに良く効くハチ用のスプレーがあり、簡単に手に入れることが出来るとはいえ、駆除する作業は危険もありますし、嫌な作業です。

スズメバチは雨がかからない、風除けになるような場所に好んで巣を作るので、家のそういうポイントには忌避スプレーをしていたんですが、それでも気付かないうちに巣を作りはじめていたんですね。

庭のブルーベリーの木は、今までは鳥よけネットをして実を野鳥から保護していたのですが、最近野鳥の観察にハマっていることもあり、「我が家も鳥も、一緒にブルーベリーを楽しめたら一石二鳥だ!」なんていう軽い気持ちから今年は保護ネットをしませんでした。ブルーベリーの実が色付く頃には、毎日色々な野鳥が入れ替わり立ち替わりでやってきて実をついばんでいくので、家の中から観察を楽しみつつ、たまに自家用にも収穫を楽しんでいたところでした。

ブルーベリーの実が目当てでせっせと我が家に通っているどこかで、イソヒヨドリがスズメバチの巣を見つけたんでしょうね。
私達のために巣を襲ってくれた訳ではありませんが、結果的には蜂の巣が大きくなる前に無くなってくれたので本当にイソヒヨドリには感謝しかありません。
ブルーベリーを野鳥に解放してよかった!!!

ちなみに子育て中の野鳥達は結構な量のイモムシや昆虫、爬虫類などを朝から晩まで獲っては、ヒナの元へと運んでいます。

イモムシをたくさん獲ったお父さんイソヒヨドリ。一度に何匹も捕まえてます。
庭のブルーベリーにやって来たヒヨドリ。ちゃんと青くなった実を選んで食べます。


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