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カンボジアの文化

任地に来てから2ヶ月経過。
今までに触れたカンボジアの伝統文化について

1.プチュンバン

ご飯を持参しお供え
お寺はどれもキラキラしていた

プチュンバンは日本でのお盆のようなもの
家族と共にお寺に行き、先祖に思いを馳せ、お坊さんに食べ物や飲み物を捧げることで間接的に先祖にお供え物を捧げることになるそう。
期間は約2週間で、年によって日が違う。2週間の最後の3日間は連休になり、特に多くの人々が寺に行く。カレンダー上でも祝日となっている。
2週間の期間中に7ヶ所以上の寺に行くと徳が積めるらしい。

寺に行くときは上の服は白、下は女性ならソンポット(伝統的なスカート)、男性は黒等のズボンで行くらしい。
カンボジアの市場には白シャツや白ブラウスがたくさん売っているが、それはこういう時の為のものなんだと思った。

カンボジア人のほとんどは仏教徒で、信仰心も高いのでプチュンバンのような仏教行事をとても大切にしているようだった。学校も仕事も休みで、家族・親戚と寺に行く。
寺ではお坊さんにお経を唱えてもらい、食糧のお供えをして、その後は写真タイム。笑
寺の中や外でたくさんの写真を撮っていた。これは伝統行事ではなく最近のカンボジア人の流行り。どこでも写真撮ります。

家族や友人をとても大切にするカンボジア人。お寺の敷地内でピクニックのようにご飯を食べていた姿がとても微笑ましかった。


2.水祭り


メコン川で開催されたボートレース
ボートの大きさは数種類

水祭りというお祭りが先月開催された
コンポンチャム州では10月中旬だったけれど、州によって違うようだ。
国としての水祭りは11月で、2022年は7〜9日だった。毎年、シェムリアップとプノンペンで大規模なボートレースが開催されるらしいけれど、今年はASEANの会議があったりでボートレースの開催はなかったみたい。
来年はどんなものになるか今から楽しみ!!

日本でもみたことのあるような、長細い船にたくさんの人が乗り速さを競うボートレース。地方都市のコンポンチャムでもすごい盛り上がりだったのでもっと大きな街だとどんなもんだろうとワクワクする。
私も乗りたい!漕ぎたい!と同僚に言ってみたけれど、男性しか無理だよ〜と笑っていた。(他の州では女性や子供も乗れる州があると聞いた)

ボートレースは昼間に開催され、夜は川沿いの広場がフェス会場になっていた。ドローンが飛んでいたり、爆音の音楽、ビール会社が主催しているようで大盛り上がり。
フェスの隣では、街にある省庁や学校、企業等のブースがありカンボジアの発展しようと動いている様が見られた。

元々水祭りというのは、「雨季が終わる頃に水の与えてくれる恩恵に感謝する祭り」だそう。夜には川で灯籠流しも行われていた。
不思議なことに州で行われた水祭り以降、乾季に突入したように雨がほとんど降らなくなった。

夜に川沿いで上がる花火に歓声を上げて注目するのは日本もカンボジアも同じなんだなぁと思った夜でした。

3.独立記念日


コンポンチャム州にも完成した独立記念塔

11月9日はカンボジアの独立記念日。
1953年11月9日にフランス植民地時代からの独立。

独立記念塔はカンボジア国内にいくつかあるそうで、任地のコンポンチャムにも独立記念日直前に完成した。プノンペンにある独立記念塔と同じくらいの大きさのように見える。夜にはライトアップもされるし、州の新たな写真スポットになりそう!

カンボジアの歴史といえばポルポト時代が有名だと思うけど、その前にはフランスの植民地の時代があったり、近隣諸国との領土問題もあった。
少し知識を入れると、あぁそれでこんな言い方するのか!と歴史とクメール語の結びつきも感じる。うまく説明できるほどの知識がないので、今後勉強してから文字にすることにします。

先日の11月9日には完成したばかりの独立記念塔の前で式典が開催された。
塔の完成記念式典なのか、独立記念日に毎年行われる式典なのかは不明。来年にはわかるでしょう。
13時半開始と聞いていた式典が実際に開始されたのは15時過ぎ。昼間は暑すぎるので、屋外での式典は辛かった。現地の人たちも雨傘を日傘にしたり、長袖を着たり、強い日差しから身を守っていたけど、何より面白かったのは近くの木から葉っぱをむしり取って日除けにしていたこと。トトロやん!とツッコミたくなった。そうすることが当たり前のように大勢の人が葉っぱを使っていた。日傘なんて買わなくてもいいんよね。笑



カンボジアに来て95日。まだまだ知らないことばかり。
来年も同じ行事を経験するまでにカンボジアのことをより知ると、今年とは違った見方ができたり違った感じ方をするんだろうと思う。
今の時点で来年が楽しみです!!!!


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