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チェンソーマン第二部 前々回(2024年2月28日)の感想 飢餓は戦争にチェンソーマンを食べさせるのかも?

デンジがバラバラにされていたことについて。チェンソーマンでは因果応報みたいな描写が多い。例えば、初めてデンジがポチタと合体しチェンソーマンになった時に「俺達ン邪魔ァすんなら死ねェ!」とデンジがいうのに対して、最終巻でマキマがポチタの心臓をもぎ取るときに「私達の邪魔するなら死んで?」というのがある。銃の悪魔を誰よりも憎んでいたアキが銃の魔人にされるのもその一例。つまり、それを考えたら今回デンジがバラバラにされるのは、一部のマキマをバラバラにしてデンジが食べたことに対を成している気がする。そうなると、デンジはバラバラにされた後で誰かに食べられるのかもしれない。誰が食べるのか。デンジが愛したマキマを食べたことからすると、デンジを愛したアサがデンジを食べるのかもしれない。アサが、というか戦争の悪魔が。キガが赤チェンソーマンを助け普通の人間に戻すことがチェンソーマンのためになり、黒チェンソーマンを殺すことができるとアサとヨルに言った時に「ザコ悪魔でも強い悪魔を食べれば強くなる」みたいな事を言っていた。ギガは戦争の悪魔を強化するためにチェンソーマンの肉をヨルに食べさせるのかもしれない。 戦争の悪魔 (ヨル)はチェンソーマンに体の一部を食べられたと言っていたし、その点でも因果応報になる。

なぜ公安はチェンソーマンをバラバラにしたのか

悪魔収容センターでバラバラにしていたということは、その後保管するのだろう。他の悪魔に食べられるとまずいので。その悪魔が強化されてしまうのは公安にとってまずいだろう。

問題はそもそもなぜバラバラにするのか。つまりなぜデンジを殺すのか。ナユタ (支配の悪魔)の安否が分からない段階で、生きているかもしれないという判断の下、チェンソーマンの方を殺すことにしたのかも知れない。吉田がかつて「君 (デンジ)がこれからもチェンソーマンになるならナユタちゃんの死体を見せることになる」と言っていたのが、単純にその二人をセットにすると危ないからだと思う。マキマがチェンソーマンの力を利用しようとした失敗から、一緒に居させるのはまずいのだろう。

岸辺は二部に公安として絶対出てこない理由

ナユタとデンジを一緒に生活させたのは岸辺だ。その結果、公安はナユタかデンジを殺そうという話にまとまったわけだ。岸辺がその二人を一緒にしたことが公安にバレているかは分からない。岸辺さんなら、そのリスクを取って公安を離れるだろう。そしてクァンシが公安にいて、その強さを知っている岸辺さんは公安以外に彼がいたとしても公安とは関わらないだろう。つまり、一部で言っていたように引退して年金で隠居しているのかもしれない。チェンソーマンもどき大量発生を尻目に見ながら。


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