チェンソーマン前回連載(2024/9/25)の感想 銃の力を手にしたヨルと老いの悪魔を食べたチェンソーマンはどちらに軍配があがる?
銃の悪魔の弾丸の威力
銃の悪魔がアメリカの自由の女神に出現した。前後関係からすると、テキサス州の全米銃協会の4万人の人差し指が犠牲になり、自由の女神が銃の悪魔化したのかもしれない。ヨルの銃右腕鎧(ガンライトガントレット)じたいはロシアの銃の悪魔、そこから発射される弾はアメリカの銃の悪魔なのかもしれない。
前々回の感想記事には、全米銃協会4万人分の人差し指くらいの代償なら、銃の悪魔の力はそこまで強くないのではないか、と書いた。公安編でマキマが対峙した銃の悪魔が、アメリカ国民3億人の寿命1年分(延べ3億年分の寿命)だったので、それよりはるかに弱いと思ったからだ。
たしかにマキマの時の銃の悪魔は、同時多発的な殺傷能力は高かった。たとえば同時に複数人の子どもの頭を撃ち抜いていた。
しかし、弾じたいの威力は前回のヨルの方が強かった。もしかしたら銃の悪魔の力を使うために支払った代償の大きさにかかわらず、戦争の悪魔(ヨル)の力が強化されているからこその威力なのかもしれないが。
老いの悪魔の力はどのくらい強化されるか
また、老いの悪魔が政府との契約でチェンソーマンを助けていた。老いの悪魔との契約は1万人の子どもの命を犠牲にしている。0〜9歳時なので、平均寿命が80歳くらいとしたら、これから先も生きたときの残り寿命が犠牲にされると考えると、相当の代償だ。延べ70万年分くらいの寿命を代償に、老いの悪魔が死に、その体をチェンソーマンが食べる。チェンソーマンはどのくらいの強さになるのか。
ヨルの銃右腕鎧による「ぱん」の一発が4万人の人差し指の犠牲の上に成り立つとしたら、それに比べて、70万年の寿命の喪失によって強化された老いの悪魔の力を、それを血肉にしたチェンソーマンはいったいどのくらいの力になるのか。悪魔の力を使う代償が怪我なのか死なのかということを問わなかったとして、人数比だけの単純計算で17倍くらいチェンソーマンの方が強くなる。
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