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チェンソーマン第二部 前回(2024年1月31日)の感想 フミコはデンジとナユタの絆を強調する役目?飢餓は人間に協力的?

フミコ最低。二部で描かれる公安も落ちぶれたものだということか。早川アキが言っていた、「給料だけ見て公安入ったやつ」が前回のフミコだろう。「(チェンソーマンの)ファンである前に公務員」これがフミコの本音。デンジのファンだと思ってたのに…足元にも及ばんけど一部でいうパワー枠だと思ったのに…デンジのお姉ちゃんじゃなかったのかよ…ただのデンジの股間さわってくるヘンタイ女で終わってしまうやん。

ナユタが「家族 (犬猫)焼かれたのに可愛そうだと思わないの?」と迫っても、フミコが「家族…?ペットでしょ?」と言ったのは、まあ気持ちは分からなくはない。フミコも、家族を銃の魔人に殺されているし。それに比べたら、たかがペットだと言って逃げたくなるのも分かる。

結局フミコは、前回が「家族?ペットでしょ?」と吐き捨ててナユタを見捨てるエンドを決めてフミコを作者が登場させたのだとしたら、デンジ・ナユタ (支配の悪魔)・元マキマの犬たち・ニャーコの家族という、マキマ (支配の悪魔)が対等な関係として望んでいたものを引き立てる役だったのかもしれない。「ペットでしょ?」とフミコに言わせることで、逆説的にデンジとナユタ (と犬猫たち)は "家族" として絆を育んだんだっていう解釈でとりあえず良いのかな。ナユタをわざわざ中国から奪ってデンジに託した岸辺さんの苦労も報われたのかも。

フミコは一部の頃の吉田ポジション?

一部では岸辺に「(マキマのことに)お前は首を突っ込むなよ?」ときかれ、吉田は「突っ込んでる暇なんてありませんよ」「まあ俺は依頼金もらえりゃ十分なんですけどね」と言っていた。
フミコも「公務員なんで」っつってて、一部の吉田を思わせる。二部では吉田が成長してて、デンジに対して「チェンソーマンにならなくても君は十分幸せだろ?」「家に帰ればいつも迎えてくれるナユタちゃんと犬や猫たちがいる」「キミはナユタちゃんが死んでもいいのか!?」とか言ってて、デンジとナユタを家族だと認識している。「家族…?ペットでしょ?」と言ってたフミコとは吉田は真逆だ。つまり吉田は「依頼金さえもらえりゃそれでいい」といっていた一部から "デンジとナユタは家族" という理解ある奴に変わった。まあ助けに来てくれないけど戦争の悪魔対策で忙しいんだろう。戦争&チェンソーマンを強化されて公安は忙しい。

公安の狙いがよくわからない

公安で正義の悪魔だと思われていたのが、別の悪魔なのでは?という回で、公安のデビルハンターが「(戦争の悪魔や教会は)チェンソーマンを武器にしてくれると期待していたんだがな」と言っている。これってつまり、「ノストラダムスの大予言で降りてくる恐怖の大王を戦争の悪魔を使って倒そう」と思っていたということなのだろうか。

飢餓の狙いがよく分からない

そうなると公安の狙いと飢餓の狙いがか一致している。ナユタによると「死の悪魔…超超最強の悪魔。なるほどキガちゃんがやろうとしていること私分かっちゃった。死の悪魔の殺し方。戦争とチェンソーマンをみんなに怖がらせて二人を超超超最強にするんだね」と言うことなので、飢餓も死の悪魔を殺すという点で公安と同じ目的だ。

飢餓と支配は人間に友好的?

考えられるとしたら、一部のマキマ的なポジションで飢餓は公安に協力的だということ。

ナユタは「デンジさ〜私と一緒に悪魔側につかない?犬も百匹飼えるよ」と言っていたときは不穏さを感じたものの、前々回と前回で、犬猫が焼かれたことでデンジを含め彼らはナユタにとって家族だったという意識が芽生えた。さらにナユタは「チェンソーマンは私の家族」「人殺しよりゲームの方が楽しい」と言っているし、悪魔には成りきれていないように感じる。

公安は戦争の悪魔を「野放しにはしておけない」とか言って身柄を抑えに吉田をアサの606号室に向かわせていたし、戦争の悪魔には目を光らせている。このことから戦争の悪魔は公安に非協力的なのだろう。

岸辺も「人型の悪魔は人間に友好的だ」と言っていた。飢餓はマキマと同じ人型だし、マキマのように公安に協力的なのかもしれない。マキマはデンジを殺したかっただけで、それはチェンソーマンを利用して戦争、飢餓、死を消し去るという人に好意的な目的があったからだ。戦争はフクロウのような姿をした悪魔なので、人間に好意的ではない。

戦争とチェンソーマン

死の悪魔を倒したあと、戦争はどうなるのか。
チェンソーマンはどうなるのか。デンジが黒チェンソーマン化のキーになることは今のところ描かれていないが。むしろポチタの登場で、デンジの「普通の生活」の定義が更新されていたことが分かった。デンジにとって、チェンソーマンになって悪魔を殺す日常は「普通の生活」なのだ。
まさか、飢餓は死の悪魔に赤チェンソーマンで立ち向かう気なのだろうか。火の悪魔の力で赤チェンソーマンをゾンビ軍団か人形軍団のごとく大量に作って、死の悪魔に向かわせるのか。チェンソーマン軍団は血があれば死なないから、死の悪魔には強いかもしれない。

でも、死の悪魔を倒すためと言っても、戦争は生かしておくとその力の強さから、放置はしておけない。黒チェンソーマンも強いし放置してたら大変なことになる。飢餓は赤チェンソーマンを使う気かもしれない。ヨルが倒そうとしている黒チェンソーマンはデンジとは別人だと戦争に飢餓が話していたのも、黒チェンソーマンは封印して戦争の黒チェンソーマン殺しの欲求を抑えるつもりかもしれない。あくまで飢餓は死の悪魔討伐のために戦争には戦ってもらいたい。

チェンソーマン軍団や教会がなくなれば、国内の戦争も収まるから、飢餓は最終的にバルエムや火の悪魔を殺すのかもしれない。火の悪魔は根源的恐怖の名を持つ悪魔っぽいが、飢餓は根源悪魔の落下の悪魔を駒にしていたから火の悪魔も制御できるかもしれない。バルエムは普通に弱そうなので殺せそう。


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