チェンソーマン前回連載(2024/9/18)の感想 銃の悪魔の能力使用に必要な代償と戦闘能力の強さの関係は?
アメリカ(テキサス州)で全米ピストル協会の指が犠牲になっていた。ヨルが銃の悪魔を武器化して銃右腕鎧(ガンライトガントレット)を使ったからだろう。
銃の悪魔を呼び寄せる時の代償
そういえば、一部の公安編の時にアメリカ国民の1年分の寿命を引き換えにアメリカの銃の悪魔が米大統領によって呼び出されていた。
アメリカの全人口は、約3億人なので、単純計算だと3億年分のアメリカ国民の寿命が、当時の規模の銃の悪魔を呼び出す代償だったことになる。
今回は、全米ピストル協会の一部会員4万人の小指が犠牲になった。一部の時の銃の悪魔を召喚する代償に比べれば、大したことがなさそうに思える。つまり、銃の悪魔の力は一部の時に比べて弱くなっている。たんに銃に対する恐怖が以前よりおさまっているからか?
そもそも、なぜアメリカ国民から代償が支払われるのか。このブログで書いたことだが、前々回の連載の考察で、ロシアの山から出てきた銃の悪魔はロシアの銃の悪魔だろうと書いた。今回、ヨルが武器化したのがほんとうにロシアの銃の悪魔であり、アメリカの銃の悪魔ではないのか。もしロシアの銃の悪魔ならば、ロシアではなくアメリカ国民の指が代償になったことから、何かしら銃の悪魔とヨルとの関係の上で、ロシアとアメリカのあいだにも、なにか関係があるのかもしれない。
ロシアの銃の悪魔保有率の高さが代償を決めている?
それで思い出すのは、一つは罰の悪魔の力。罰の悪魔は、どんな能力を持つかは明言されていない。が、このブログで以前にマキマの圧殺について考察したときに、「マキマに対する攻撃が適当な日本国民に肩代わりされる」能力がおそらく罰の悪魔の力だと書いた。日本にいる悪魔(マキマ)に対する攻撃が日本国民に転嫁されるなら、普通はロシアの銃の悪魔なのだから、ロシア国民に何かしら代償がありそうなもの。だが、前回の連載で指が飛んだのはアメリカ国民だった。罰の悪魔の力で、銃の悪魔をヨルが武器化した代償が、ロシア国民→アメリカ国民に肩代わりされたことは考えられる。ロシアの大統領なり首相なりが罰の悪魔と契約し、ロシア国民への銃の悪魔による攻撃が、アメリカ国民に移るようになっているのかもしれない。ロシアの方が、銃の悪魔の保有率が高いため、国家間のパワーバランスが、そのあたりの事情に影響しているのかもしれない。罰の悪魔の力については、明言されていないのであくまで推測だが。
銃の悪魔(ガンライトガントレット)の殺傷能力は弱い?
以前、一部の時にアメリカ大統領がマキマを殺すために、日本に差し向けた銃の悪魔は、破壊力がすごかった。教会にいた子供の頭が吹き飛ばされていたし、すさまじい威力を示した。
しかし、前回の連載は、その以前の威力よりも低いと思われる。銃の悪魔を呼び出した時の代償(犠牲)が大きいほど、銃の悪魔の力が強いと考えると、4万人分の人差し指くらいなら、相当弱いと考えられる。天使の悪魔の力が、殺した人間から吸い取った寿命の長さに比例して強かったことを考えると、銃の悪魔も然りと捉えるのは自然だ。
また、一部でマキマが、新幹線内の銃撃犯や、パワー、黒チェンソーマンに対して「ぱん」あるいは「ばん ばん ばーん」といって指を向けた対象に弾丸みたいなのを飛ばしていたのも、銃の悪魔の力を前回のヨルみたいに使っていたのかもしれない。銃の悪魔本体の召喚に必要なアメリカ国民3億人の寿命に対して、前回の全米銃協会4万人の比率で考えると、日本の場合、代償は約1万6,000人の狩猟の愛好会みたいな人たちの人差し指が犠牲になっていたのかもしれない。それくらいの人々の人差し指を犠牲にして、マキマの「ぱん」の力も成り立っていたのかもしれない。
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