サッカースタイル

このところ、BSで1974年、78年、82年あたりの名試合を放送してますね。

この頃は、各国に各国のサッカースタイルがあって面白かった。

ボスマン判決以降、欧州ではサッカーの均質化が進み、ミゲルス・クライフを源流とするポゼッションサッカーと、アリゴ・サッキを源流とし昨今ラングニックが掲げるストーミングサッカーが戦術として発展してきた。

一部は現代サッカーの進化となり、一部はサッカーのさらなる均質化をもたらした。

ビエルサやオシムなんて監督もいたけど、なかなか主流にはならない。(ラングニックは影響うけてるのか?)

そんな時代に、「アッズーリのカテナチオ」、「ドイツのゲルマン魂」、「オランダのトータルフットボール」、「某国のキックandラッシュ」など、見られなくなってしまった。

「日本らしいサッカースタイル」なんて求めるべくもない。

ボクは50年、サッカープレーヤーとしてプレーをし続けているけど、新しい戦術、スタイルに挑戦するのは楽しい。

けど、サッカーとは、個人個人の閃きや、タイミングのとり方や、視野の広さ、身体能力、ゴールの匂いを嗅ぎつける能力、など個人の個性をどうチームとして機能させていくかであり、そこには即興性がなにより大事であり魅力だと思う。

え?そんなとこ通す?、え?そこから狙う?、え?そこにいたん?みたいなこと。

カタールでどんなサッカーが見られるのか?

最後に老婆心ながら若手諸君に言いたいのは、
「サッカーを見るなら歴史を勉強しなさい」
ということ。

複雑なヨーロッパの都市国家の歴史と宗教の歴史を理解することなく、ヨーロッパサッカーを理解することはできません。

なので高校生は世界史を選択してくださいね。

では。

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