読書記録「アホウドリの迷信(現代英語圏異色短編コレクション)」

これは、翻訳家の岸本佐知子さんと柴田元幸さんの二人が、それぞれ三作家選んで訳し、まとめたものです。

以前別の記事でも触れたのですが、岸本佐知子さんのエッセイが好きで、岸本さんが訳した作品もあの文体なら読みやすそう、と思って、いくつか翻訳作品に手を出してみたのですが、独特すぎてちょっと性に合わなかったです。

が、これは岸本さんの他の著作を探す中で、新刊の紹介で見つけたものでした。「端っこの変なところを偏愛する二人」が訳した、という紹介文に惹かれて買おうかな〰とまで思いましたが、何とお値段2640円❗❗ちょっと勇気が出なくて図書館で予約して、うれしいことに一番目でした。ピカピカの誰も手をつけていない真新しい本が嬉しくて、静かな喫茶店で一気よみしました。(待ち合わせに一時間早く行きました。)

と言うわけで、内容的にはすごーく面白かったというわけではないんだけど(買わなくて良かった…すいません🙏)所々に出てくるお二人の対談式の解説のお陰で、見所ならぬ読みどころがわかって、もう一度読み直したりしました。

色んな作家のしかも翻訳もののアンソロジーって読んだことなかったかも?と思うと入り口としてはとても勉強になりました。


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