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今回は「恐、驚」。精神的な原因で起こる様々な病証。精神の動揺によってある種の病症を現すと東洋医学では考えました。現代で言えばストレスにあたります。

「恐、驚」-ショックや緊張が続くと腎気が虚してオドオドする

恐ろしい目に合うと
腎が虚すと言われています。

あるいは腎が
虚すと臆病になります。

これは腎精が
不足しているためです。

「恐」の中には、
火事や交通事故などによるショック、
受験などのときの緊張も含まれます。

このような「恐」の状態に
あってもビクビクしないのは、
腎精がしっかりしているからです。

つまり臍の下、
「臍下丹田」(せいかたんでん)に
力があるのです。

しかし、
そのような人でもひどい恐怖に
あうと腎精が少なくなって、
急激になくなればショック死をおこします。

恐れて腎精が不足すると、
腎の陽気が下半身で安定せず、
上半身に昇って行き、
ドキドキと胸がおどるのです。

この状態を「驚」といったのです。

以上のようなことから、
恐れ、驚くことが多ければ
腎虚証になるがわかります。

もちろん素因として
腎の虚しやすい人は、
恐れるとさらに腎虚証になります。

素因に関係のない人でも、
いつも緊張していると
腎虚証になってしまいます。

感情の中でも緊張は気血を
消耗することが多く、
生命力のもとである腎精までも
不足させるのです。

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🦓 シロ / 漢方相談薬局|note


漢方の奥深い世界に触れたことで、ますます興味が湧いていることと思います。漢方には、体質改善や健康維持に役立つ素晴らしい効果があります。ぜひ、漢方を学び続け、自身や周りの人々の健康に役立てていただければ幸いです。 今後とも、🦓シロ/漢方相談薬局にご期待ください。