見出し画像

サラリーマン卒業の日記その②

今日は人生何が起こるかわからないと強く思った日であった。ここに書かなきゃやってられない気がして、今日の出来事だけどすぐにnoteを書くことにした。

昨日はどうしても仕事中のイライラが止まらなかった。だから少し早いような気がしていたが、今日上司に辞めることを報告しようと決めた。

外で打ち合わせをお願いしたが、何を話すかは全く伝えていなかった。近くのコメダに向かう時、私と上司の間には良くない空気が流れていたと思う。だって、しばらく世間話もしていなかったのだから。

外は少し晴れているが、土砂降りの雨。
悲しいお知らせにはピッタリだと思った。

コメダに入ると上司は紅茶を頼んだ。いつもコーヒを頼んでいたので珍しい。そもそも、いつもは美味しいコーヒー屋さんを選ぶので、コメダという選択肢が珍しい。きっと良くない話をされることに気づいて、美味しいコーヒーは飲みたくなったのだろう。そして、言葉が詰まったが会社を辞めることを伝えた。

次の道について色々聞かれた。あまり辞める理由については深掘りされなかった。

「俺は及川の教員の姿を見ることは出来ないけど、きっと大丈夫だと思うよ。応援している。皆んなもきっと応援してくれる。」

上司はその場を明るくしてくれた気がする。引き止めることなんて全くなかった。


そりゃあ、そうだよな。
上司は全く同じタイミングで辞めようと考えていたんだから。

コメダではない


私は会社を辞めた後に、残された社員が引継ぎで仕事に追われることは避けたかった。だから上司に聞いた。「私を辞めた後は代わりに誰か来てくれますか?」と。

すると、自分も辞めようとしていたこと、上長には既に報告済みなこと、時期は言ってないが支社長にもいずれ辞めると伝えていたことを教えてくれた。なので、上司は「俺が辞める分、上は代わりに社員を増やすことを検討している」と言っていた。だからと言って、同時に2人も辞めるなんて、支社が壊れるに違いない。

そして、上司は私に言った「変な言い方だけど、及川は先に辞めな。俺は時期を考え直すから」

上司に対して、仕事でキャパオーバーの時フォローがなかったこと、関係が悪かった時にコミュニケーションを取らなかったことを恨んでいたが、最後の最後で上司は責任を取ってくれた。

でも、同じタイミングで辞めるつもりだったなんて、やっぱり気の合う人だと思った。
元々は仲が良くて、なんでも話をしていたし、気がつけば同じドラマを見ていて、感想を言い合っていたこともあった。もし友達として出会っていたら、良き友人になれたと思う。


そういえば、関係が悪かったにも関わらず、
上司はこっそり絵の展示を見に来てくれた。
それを教えてくれたのは数週間後の今日。



おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?