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ビジネスの力で日本のスポーツ界を盛り上げたい。熱い想いを持つ19歳が目指す未来とは【学生インタビュー#5】

こんにちは!
仕事塾のコミュニティマネージャーの、のんのんこと大友希美です!
今回はスポーツビジネスの実現を目指す大学生の大槻 漸(おおつき ぜん)さんに取材しました!

目指している未来とそこに懸ける想いを熱く語っていただきました。
ぜひ最後までお読みください!


大槻さんってどんな人?

 千葉出身で、杏林大学総合政策学部に通っています。
 
 これまでの活動として、ピッチコンテストの企画・運営や、北海道大学と協働で小中学生向けのアントレプレナーシップ(起業家精神)を育むボードゲームの開発を行いました。

 また、約一年前に「若者未来共創カイギ」という経営者や若者支援を行う企業の方、NPOの方、各省庁の方が集まるコミュニティを立ち上げました。現在では100名を超えるコミュニティになっています。

 その他にも学校連携事業に携わっています。都内の高校に総合探求の時間を設け、教師に代わって授業を運営しています。SDGsに関する課題をグループで発見し、解決策の立案までサポートしています。調査だけでなく、イベントの企画やプロダクトの創出などのアウトプットまで支援しています。

大槻さんのX(旧Twitter)
(1) Zen@27卒(@Zenez_225)さん / X

若者未来共創カイギのX
(2) 若者未来共創カイギ(@otsuki_1122)さん / X


大切にしているマインドは?

 小学生の頃にサッカーコーチに言われた「現状維持は退化と一緒」という言葉を常に意識しています。一日を振り返る際に「少しでも昨日の自分より成長できたか」を考えるのが日課になっていますね。遊びだけでなく、夢に向かって日々少しでも成長していたいという思いがあります。

 活動していて大変なことはありますが、「自分の夢を叶える」という目標のもと活動しているため、苦しくてもやめたいとは思わず、むしろ苦しくて当たり前だと思っています。


将来の夢は?

 ビジネスの力で日本のスポーツ界を盛り上げたいと考えています。
 具体的には
「スポーツがしたくてもできない人をなくす」
「お金がないという理由でプロ選手を諦めることがない社会を作る」
 
ことを目標に掲げています。

 スポーツをすると金銭的なコストがかかります。私はスポーツで有名な船橋高校出身ですが、公立だったため遠征資金が十分に確保できないこともありました。また、どんなに大会で好成績を収めても、大学に進学すると半分以上の学生がスポーツを辞めてしまうのが現状です。私自身も高校の頃バドミントンをしていましたが、大学では続けられませんでした。これは才能がないからではなく、部活動の環境や費用が足りていないことが原因です。

 才能ある若者が実力を発揮できないのは本当にもどかしいと感じており、部活動の環境を整えたり、金銭的に厳しい家庭をサポートできる体制を作りたいと考えています。

 また、スポーツ選手のキャリアをよりよくしたいとも考えています。
 現状、スポーツ選手のキャリア寿命は平均10年と言われており、30代前半で引退するケースが多いのです。給与面で考えると、例えばJリーガーの平均年収は約3000万円です。10年活動すると3億円も稼げる計算になりますが、実は3億円というのはサラリーマンの生涯給与と同じくらいです。選手を目指して時間とお金をかけて努力し、競争の末に夢を勝ち取ったのに、平均10年しか続けられません。引退後に再就職しなければ給与はサラリーマンとほとんど変わらない。その現実を前に、親などの周囲の人が応援しにくいのではないでしょうか。

 基本的にスポーツ選手は引退後に再就職しますが、今までスポーツ中心の生活だったため社会人スキルがほとんど身についていないケースが多く、職場環境に適応するのに高いハードルがあります。輝かしいスポーツ経験を社会で活かせない、キャリアの保証が10年しかない。そのためスポーツ選手は多くの人が憧れる職業ですが、厳しい現実を前に大勢の学生がプロになるのを諦めています。

 今の日本の現状に課題を感じ、スポーツ選手のキャリアが終わってからも、その経験を生かしてセカンドキャリアやデュアルキャリア(競技を続けながら会社員として勤務したり、現役中から将来を見据えた準備をすること)を築けるように支援したいと考えています。
 ひいては、スポーツ経験を生かした理想のキャリア形成が当たり前の世の中にしたいと思っています。それが実現すれば、スポーツ選手は引退後も輝き続けられ、親も応援しやすくなるでしょう。スポーツ選手という夢が引退後もずっと続くような事業をしたいと思っています。



その夢を持ったきっかけは?

 東京五輪の体操種目で優勝した同じ高校出身の金メダリストの方がいるのですが、高校生の頃その方が教育実習生として学校に来ました。引退後の再就職のために来られたのですが、オリンピックで優勝したにも関わらずその後は一般的な教員になるというギャップが印象的でした。スポーツ選手を夢見る子供にそれがどう映るか考えたとき、「輝かしい成績を残しても引退後にその経験が活かせるわけではない」というのがすごくもったいないと感じました。

 初めに部活動の強化をし、スポーツ選手のセカンドキャリア、デュアルキャリア支援を通じて自分の会社を作り、その循環を生み出していきたいです。そのために最終的には自分のプロスポーツチームを持つことが夢です。


今後の展望は?

 夢から逆算して考えたときに、「自分で事業を興す」という、自分が主体となって動かなくてはならない環境に慣れるために、まずは経験を積むことが大事だと考えています。また、一人で全てをできるわけではないので、自分の思いを語り、協力してもらう「人を巻き込む力」をつけたいと思います。そして、集客や営業力などの経営の基礎知識を身につけることで事業を作る上での基盤を築きたいです。

「若者未来共創カイギ」では、起業家や国会議員など多くの人に自分の夢を語ることで共感を呼び、人脈という資産を築くことができます。

 就職や起業は夢を叶えるための手段であり、将来の夢に必要な能力がつくなら就職も考えています。環境の力は大きいので、成長のためにどんな環境に身を置くかも重要視しています。


最後に一言!

 ぜひ多くの学生に、一歩を踏み出す勇気を持ってほしいと思います。小さくてもいいので何かアクションを起こせば、周囲がきっとサポートしてくれるでしょう。
 「若者未来共創カイギ」では何かやりたいことがある学生を募集しているので、興味のある方はぜひ連絡してください!



いかがでしたでしょうか?
大槻さん、ありがとうございました!!

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