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【58歳、就活がんばる!!】 #18 年齢の壁と仕事への葛藤

今日も今日とて、求人情報サイトとにらめっこする日々。本日届いた不採用通知は、これまでのキャリアや人脈を最大限に活かせる会社だっただけに、正直言って、かなり凹んだ。言うなれば、こちらの絶対的な武器を見せているのに、「必要ありません」と言われているようなものだから。でも、まぁ、これが現実なのだろう。年齢の壁は思ったよりも高くて険しい。

また、毎日のように届く、希望とは異業種のスカウトメールにもうんざりするが、それもちゃんと受け止める。最後の逃げ道? いや、それは考えたくない。その仕事をしている自分を想像すると、全然楽しめていない姿が思い浮かぶから。

どんな文脈だったかは記憶にないのだが、昔に読んだ中島らもの本の中で、広告代理店で働いていた頃は「仕事はお金をもらってやっているわけだから、そこに楽しさは求めていない」と考えていたというようなことが書かれていた。それを読んだのが社会人になったばかりの頃だっただけに、仕事と報酬との関係性に共感し、同時に少し悲しくなった。当時の自分は仕事を楽しめていなかったからだ。自分の時間を売って、自分の時間を切り売りして、生活費を稼いでいる感覚だった。

そんな経験があるから、仕事は楽んでやりたいと思っている。今までの30年くらいはエンタメ系のメディアの仕事だったので、“24時間働けますか?”の時代ではないのに、365日24時間仕事モードだった。そもそもエンタメ業界は休日が稼ぎどきやしね。でも、それでも苦ではなかった。理不尽な想いをすることなんて日常茶飯事だったけど、“はいはい”と対処し、もう小慣れたもんだった。そういうことも引っくるめて、仕事を楽しめていたと言っても過言ではない。

だから、仕事は楽しまなければ。そこは譲れない。ましてや、あと何年働けるんだ? 体力、気力、集中力、記憶力…いろんなものが衰えていく中での労働である。周りに迷惑をかけない程度に、その現実を受け止めつつ、自分がハッピーでいられないと。 

でも、背に腹は変えれないので、いよいよ日々の生活費のことが深刻なったら、どんな仕事でもやらざるを得なくなるだろう。採用通知が届くたびに、そこに一歩ずつ近づいて行っていることへの恐怖は否めない。まぁ、でも、それはその時に考えよう。まだファイティングポーズをとれるうちは。

って、すでにパンチドランカーになっていたりしてw


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