「法人がお金を預かる意味」~vol.3預り金等支援の浸透
今年もよろしくお願いします。
皆さんこんにちは。東京都育成会権利擁護支援センターです。
新しい年が明けて、少し時間が経ってしまいました。
ご覧いただいている皆さまへのご挨拶の前に、1月1日に発生した「能登半島地震」において犠牲になられた方々に 深く哀悼の意を表すとともに、被災された多くの皆さま方に対しお見舞いを申し上げます。
突然のことで、とても驚きました。
一日も早く復旧・復興がなされますことを、心よりお祈り申し上げます。
さて、2024年もこのnoteを通して、情報発信をしながら、様々なつながりを持つことができれば良いなと思っています。
よろしくお願いします。
私たちの生活は選択の連続だ!
これまでの振り返りと・・・これから。
「法人がお金を預かる意味」シリーズとして、前回までに確認できたのは、これまでの「保全を重視・強調した預り金の支援、管理」という現状から、支援者は今一度「生活支援の一環として、金銭を預かる」という意識を持つことが必要だ、ということでした。
▶ vol.2の記事はコチラ
「預り金等支援」の浸透に向けて
支援者の意識の転換、と言っても何から始めればよいのか・・・。そもそも、管理しちゃダメなの?!
「生活支援の一環として、金銭を預かる」って何だか抽象的で見えてこない。
ここで大切にしたいことは、
この「預り金等支援」が、これまでの支援を否定するものではない、ということです。これまで、支援者が支援現場で本人と向き合ってきた、今も向き合っている中で、本人とともに積み重ねてきたことを、より明確にあぶり出し、この「預り金等支援」の大切な幹🌳とするために、支援現場との協議が必要になりました。
まず、既に預り金の支援や管理を行っている居住系施設や事業所(入所施設・通勤寮・グループホーム)に向けて、この「預り金等支援※」の概念を共通理解とするために、法人内の連絡会議で説明をしました。
当初は、「預り金等支援」という名称が独り歩きし、会議参加者の中には、これまでの支援と異なる支援を始める、と感じた人も多かったように思います。
何度も確認したのは、
事業所と結んだ障害福祉サービス利用契約に金銭の預かりについての支援が含まれる、という前提において、
この3点でした。
「別にこれ今もやっているよ」という不思議に感じた方もいたかもしれません。そう、これまで私たちが着実にやってきたことです😤
では、特に「2.本人の豊かな人生の実現の支援のために」は、実際にどのように支援しているのか・・・と問われると、個別性も高く、共通した明確な支援方法や手順はない。管理方法も事業種ごと、事業所ごとで違いがあることもわかりました。
「預り金等支援」の概念を共有できたところで、連絡会議の中では、「現場での具体的な支援がどう変わるの?」、「え、書類増えるの?」など、不安の声も聞かれました。
あれ?前途多難・・・?でも、ピンチはチャンス・・・😱✨?!
とにかく「やってみる」しかないぜ!
支援者たちが日々支援していることを、そして本人のお金に関する支援のことを、一律に「共通にする」ことはできないと思います。
人の暮らしはそれぞれ違い、一人ひとり尊重されるはずだからです。
ただ、支援をしていく上で大切にしたいことは共通にできる❗✨
「預り金等支援」の概念を確認していく中で、「本人の豊かな人生の実現の支援のために」は、まさに権利擁護支援の基本であり、
支援現場では、本人と向き合うにあたり、永遠のテーマなのかもしれません。私も本当に理解しているのか、不安になる時があります😵
しかし、とにかく「やってみる!」の姿勢で、連絡会議を通じ、各事業所において、この預り金等支援を実際に進めてみませんか?!
という提案に至った・・・🍃
おわりに・・・🚶🏃➰
と、いうところで、今回はここまでです!
次回は、実際に進めてみて、本人や支援者からどのような反応が上がったのか、そして、「預り金等支援規程」の策定に向けた動きもお伝えできればいいなと思っています。
🌱種を撒かなければ、芽は出ない。💰宝くじも買わなければ、当たらない(笑)やるかやらないか、人生は選択の連続ですね😏
・・・その一つ一つの選択を、一緒に悩まさせてください😊
🤷♀️今月のへぇ・へぇ・ほぅ🤷♂️
・映画「フジヤマコットントン」@ポレポレ東中野他、全国順次公開。
▶いつもそこにある日常が当たり前のようで愛おしい日々。あるがままのドキュメンタリーです。ぜひ、劇場へ。
まだ、ポレポレ東中野で観られると思います。
東京都手をつなぐ育成会ホームページはこちら▶▶▶
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?