見出し画像

中学受験 パート1

ある日次男が、「一番頭のいい中学校ってどこ」と聞いてきた。「この辺りだと⭕️中だよ」というと、「もっと頭のいいところは?」と言った。そこで県内屈指の進学校の名前を出すと、「じゃあ、そこに行く」と言い出した。

丁度娘が中学高受験大詰めの時だったので、娘の通っていた日能研に相談すると体験に来るように勧められた。
次男は公文、パズル道場しか行っていなかったが、そこでは、自分の努力で前へ前へ進むことができた。
進学塾となったら、簡単には一番になれないこと、なれなくても、凹まないことをまず話し、体験に行った。

娘の時もそうだったが、うちの住んでいる地域には、地域で人気の進学塾があった。その有名進学校に行く子達もほとんどがその塾に通っていた。

その塾と迷ったが、体験をして息子がすごく授業が楽しいと言ったこと、娘と塾の話をして楽しそうにしていたことでその塾に通うことにした。

5年生のことだった。当然塾には小さな頃から通っている子達がいた。入塾試験で、なんとか一番頭のいいクラスに入ることができたが、その中でも最下位からのスタートだった。

常にその場所で一番を目指してきた息子が凹んだりさないかなと思ったが、案外すんなり自分がその中の最下位であることを認めて、頑張って塾に通い出した。

ただ、コツコツ一番をとるために努力してきた息子が、しても一番にはなれないだろう天才児を目の前にすると、勉強をしなくなった。
所謂、地頭的なものだけで塾に行っていたので、最初の頃はついていけていたが、クラスも一番目のクラスから落ちてしまった。

2番目のクラスでは当然一番頭が良くなる。クラスの雰囲気も違ってヤンチャな子も増える。
塾の帰り道寄り道をして11時近くまで帰ってこなかったり、なんのために高いお金を出して塾に行ってるのか疑問に思う日々も続いた。

それからも、少し頑張っては一番上のクラス、サボれば2番目のクラスを彷徨いながら6年生になった。
6年生になると猛勉強でほぼ毎日10時過ぎまで塾があるため、夜は仕事が終わってお弁当を届け、土日は、昼のお弁当と夜のお弁当2つを届ける生活をした。

娘の時はそれが耐えれず、休み時間気分転換に塾を抜け出して、近所のレストランにご飯を食べに連れて行かないといけなかったので、息子は、お弁当を届けるだけだったのですこしましだった。それでも、中学受験は親も一緒に頑張らないといけない。

12月最後の模試を迎えた。
進学校の合格判定はE判定。。
受験日は1月後半、今までお弁当を作って持っていくだけの私だったけれど、息子を合格させるべく親子二人三脚で頑張ることになった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?