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キープVSキープ

6歳歳下で、タイプの人と、6才歳上でタイプではない人。
キープVSキープ。
ご近所さんを探せで、出会った2人。どちらが、アパート脱出の道はと導いてくれるのか。

2人とも、女の影はあった。
歳下君(名前を思い出せないので、あえて歳下君と呼ぶ)の、女の影は、ギャルで間違いない。
ここは、ハワイっていうような、洗面所に、可愛いタオルにスリッパ。歳下君の更に、歳下さんだったら勝ち目あるのか。

対する、大吾の女の影は、きちんと畳まれた服、日付の書かれた調味料。絶対私よりは歳上さんだ。それなら、こちらの方が勝ち目あり。(後に意外な場所で対面する)

経済力、歳下君は、都心から、車で20分の所に住んでいた。マンションは、一人暮らしにしては広めの1LDK。サービス業をしていて休みは不定期だった。
おしゃれだったし、そこそこは、もらっていそう。

対する大吾は、自営業。
1000円札メインの札束から換算して、年収1000万円以上はありそう。しかも、3LDK。フィギュアオタクは、受け入れるしかない。 
結局金かと思われそうだが、その選択肢はあながち間違えてはなかった。
その時は、1000円札の束が、10000円に変わる日が来るとは知る由もなかった。

歳下君のギャルらしき歳下の女の影は、消えず、大吾の歳上の女の影は消えていた。
身体の相性、歳下君とは、ばっちり、大吾とはまだだった。
年齢的にはこどもが欲しいとも考えていたので、もしも、身体の相性が悪かった場合それは困る。

やっぱり歳下君をキープしつつ、私は大吾の家に住み着く作戦を練った。

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