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フリーランスの時間管理のコツ!~幸せに働いて成果を出すために~

フリーランスは、自分の裁量で働けるのが魅力です。
しかし、時間の制限がないぶん仕事と私生活の境界が曖昧になりやすく、バランスをとるのが慣れるまでは難しいかもしれません(今の私が、そうなのです……)。

幸せに働いて、幸せに暮らすために。
フリーランスの先輩や、さまざまな本から得た知識をまとめます。


時間管理のコツ

仕事に必要な時間を見積もる

まずは、いまある仕事に必要な時間を見積もりましょう。請け負った仕事の金額を目安に、時給換算してみるのも目安の一つになります。

例えば、1万円で請け負った仕事に1週間かけてしまったら……1か月の収入は概算で4万円になります。逆に1日で仕事を仕上げられれば、1ヶ月20日働いたとして、20万円の報酬を得ることが可能になります。

どんな仕事内容にどれぐらい時間がかかるか、慣れるまでは見当がつかないかもしれません。それでも、報酬と自分の作業時間で時給を参考値として出すのはおすすめです。あまりに時給が低くて大変なら仕事なら、その仕事をしないという選択もできるようになるからです。

細切れで仕事をすすめる

2時間でできる仕事があったとして、2時間まとまった時間を確保することができないこともあります。そんなときは、すきま時間で作業を進められるよう、タスクを細分化することも良いでしょう。

例えば、1日30分、4日間に分けて作業を進めた場合。まとまった2時間の作業時間と完成度が同等で仕事を完成させられるなら、それで良いのです。

重い腰をあげる手間を減らす

なかなかやる気がでないがために、仕事を進めることができないこともあります。そんなときは、仕事をしたくなるきっかけを、ばかばかしいほど小さな行動に落とし込むことをおすすめします。

私は、「毎日パソコンの前に座るだけ」と自分と約束し、実行しています。これなら、トイレに行った後に机に戻るくらいなものです。できそうな気がしませんか?

どれだけ気乗りしないときでもできそうなくらい、簡単なものにするのがコツです。私は毎日「パソコンの前に座るだけ」と思って座った後は(時には、パソコンの前に立つだけでも)、パソコンを起動することに成功しています(仕事が思った通りに進むかどうかは、また別の話)。

時間管理に必要なマインド

「時間は皆に平等に与えられたもの」「自由に使える時間は人それぞれ」などなど、時間にまつわる言葉を例にあげれば、数えきれないくらいありますね。

しかし重要なのは、私が「幸せに生きるために、何に、どれくらいの時間を使えるのか」だと思っています。

食事の時間を削ってまで働いた私の祖父は、50代で亡くなりました。病に気付いたときには手遅れでした。
残された祖母の気持ちを思うと、もう少し祖父自身を大切にできなかったのだろうかと、思わないと言えば嘘になります。
働くことは尊いことですが、命を削った先にあるものが何なのか……。

最近、私自身も睡眠時間を削って働いていたので、今一度、生活と仕事に必要な時間について考え直し、改善できることは改善したいと思います。

カンペキにやろうとしない

まず、カンペキな仕事ができる、という幻想を捨てます。
どこまでやっても自分で完璧だと思える仕事はできないと、良い意味で割り切ろうと思います。

良い仕事ができたかどうかは、お客様が決めてくれる。そう思えば、「今のベスト」をアウトプットすることに全力を出すことに集中できそうな気がします。

少しでもできたことに目を向ける

できなかったことに囚われて、次の一歩を踏み出すことができなくなったら、先に進める可能性を失ってしまいます。

少しでも何かできたなら、それを大切にしましょう。

予定の100%を達成できなかったとしても、50%できたなら、それは昨日よりも進んでいるのですから。

低いモチベーションでもできることを少しだけでもする

モチベーションさえあればできるはず、というのは幻想だと割り切りましょう。
これまで、やる気に漲るとき以外は仕事ができなかった、というわけでもありません。
 
やろうというモチベーションは、行動しながら出てくるものだという研究もあります。やる気がでなくても、パソコンを起動してみることからやってみましょう。

自分で立てた仕事の締め切りを守れれば、自分への信頼が増します。ひいては、クライアントからも「締め切りを守れる人」と認められれば、信頼度もアップ。継続して仕事依頼がくる可能性も高まるはずです。きっと。

時間管理することで得られるメリット

時間割り通りに仕事を進められれば、「ノってる」ときなら自分の想定以上に仕事をすることができたり、余剰時間を私生活に充てることもできます。家族と一緒に過ごす時間を増やしたり、趣味のために時間を増やすことができたら幸福度だって上がりそうです。

小さな締め切りを守ることが、大きな成果に繋がることを意識しよう

1日のスケジュールを朝から晩まで予定で埋め尽くすのは、おすすめできません。そのかわり、あえて余白を設けましょう。

スケジュール通りに事を進められないときがあっても、その余白が保険となるからです。順調に進まないことがあったとしても、本当の締め切りを守れれば安心です。

それでも、スケジュールを守れないときは…

スケジュールを守る重要性はわかっているし、その努力もしている。
それでもスケジュールを守れないなら、それの本当の理由は何なのかを深掘りしてみましょう。

  • やるべき仕事の道筋がわからない?→仕事を細分化してスタートからゴールまでを見積もる

  • 仕事についての知識不足?→リサーチにもっと時間をかける

  • 体調不良→生活リズムの立て直しが必要(私生活の時間を増やす)

  • やりたくない?→なぜやりたくないのか、その根底にある感情を探す

仕事を進められないブレーキになることがあれば、その都度、原因が何かを探ってみましょう。原因が明らかになれば、対策可能なことも見つかるはずです。

まとめ

フリーランスとして時間管理が上手にできるようになれば、仕事をよいサイクルでまわせます。仕事量も増やせたり、プライベートを充実させたりと、良いことがたくさんありそうです。

自分の裁量で過ごす時間割りを作ることに慣れていない私のような方は、まず、「自分の時間割り」作りに注力することをお勧めします。
それが、何にどんなことをどれだけ割り当てようと、自分のサイクルに合って良い仕事ができれば、よい人生に繋がるはずです。

幸せに働いて、幸せに暮らせるように。
いきなり大正解の暮らしができなくても大丈夫。
経験を重ねて、改善すべきは改善する繰り返しのなかで、きっと、自分らしい生き方ができるようになるのだと思います。

【参考文献】

『小さな習慣』
『Webライターで頑張らなくても安定収入を手にするための教科書』
『限りある時間の使い方』
『時間を使いこなせば人生は思い通り 神時間力』


※本記事は、「なつみと式Webライティング講座」の課題の一環として執筆しました。
時間管理が超絶へたっぴな私に、たくさんの気づきを与えてくださったフリーランスの先輩・なつみと先生。そして、数々の書物の著者の皆様、本当にありがとうございます!
一度しか、この人生を生きられないのですもの。寄り道も大好きですが……「良い仕事」を「良いタイミング」でできるように、これからも頑張ります。


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