止まらぬ円安の「1200兆円の借金よりヤバい」現実 小手先の日銀介入では隠せない「本当のリスク」

この見出しは東洋経済オンラインで田内 学 によるストーリーによる記事です。

今朝、この記事を読んで、円安の根本原因がとてもよく理解できました。

この記事によると、次のことが理解できます。

政府の借金自体が問題ではない
不安だけで為替レートは動かない
政府の借金が多いことは直接的には関係していない

そして円安の根本原因は

日本製品が競争力を失っている

ということである。
したがって、覆面介入しようが、小手先の政策を実行しようが、円安は止まらないということである。
では、どうしたらいいのか?

ここからは私の考えになるのだが、
輸出企業に頑張ってもらって、ある程度の時間をかけなければ円安は止められないだろう。私は為替アナリストではないので確実なことは言えないが、1ドル200円くらいまであるのではないか。と考えている。さすがにこのくらいのドル円レートになれば、日本製品が競争力を持ってくるので、貿易黒字が積みあがってくるだろう。そうなれば今度は円が買われてくる。そして円高になっていくだろう。
だから私は為替介入なんてしても無駄である。と考える。と同時にこのくらいは日銀のお偉いさんもわかっているだろう。では、なぜ介入してくるのか?その答えは急激な円安を阻止したいからである。彼らは緩やかに円安にしたいのだ。それは日本経済のためである。
為替の適正水準なんて私はわからない。だがそんなことは誰もわからなくていいのだ。マーケットが自然と適正水準になってくれる。そう。例えて言えば、こたつのスイッチング回路のようなものである。熱くなればスイッチが切れ、寒くなればスイッチが入る。(バイメタルがその役割を担っている)生物で言えばホメオスタシスといったところか。
特別に働きかけなくても、勝手に適正な為替水準になるのだ。

これを知らずに、悪い円安論者は勝手に120円が適正水準だ。などと勝手に自分で思い込み、自分が考える値から離れているからこのままではダメだと言い続ける。

結論を言えば、為替なんてそっと見守り続けているだけでよいのだ。

ここまで私の文章につきあって頂いた読者様にはうれしいプレゼントをお渡ししたい。
輸出関連企業の株式を(安いときに)そっと仕込んでおこう。
1日後、1週間後、1ヵ月後、1年後に日経平均株価がどうなっているのかは、私にはわからない。しかし、10年後に日経平均株価は5万円をはるかに超えていると私は考える。
その理由は、民,官,学が連携して、いろいろな所で半導体の前工程と後工程を頑張っていること。
レアアースが日本近海に大量に存在すること。そしてそれを採掘する技術がすでにあること。
量子コンピュータの開発で、出遅れた日本が本気になって挽回していること。
核融合の最先端を日本が走っていること。
H3ロケットの成功で宇宙ビジネスをこれから日本がけん引していくこと。
AIの利用がこれから本格的に進んでいくこと。
など、数え上げたらきりがない。
日本経済をけん引する大企業は、内部留保が積みあがっていて、このお金を今年になり、研究開発や投資に使い始めたので、これからの日本経済が悪くなるはずがない。
私には明るい未来しか考えられない。
なのに、なぜオルカンやS&P500に投資をする人が多いのか?確かに、現在経済が好調なのはアメリカであるが、未来もアメリカが好調である保証はどこにもない。むしろアメリカはこれから失速するのではないかと思ってしまう。
金利が高いということは、その国の通貨は本来は弱いということである。と言っていたコメンテイターがいた。この理論が正しいのならば、これからのアメリカは経済が減速するはずである。

以上が私の考えであるが、投資する際はご自身の判断でお願いします。

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