500年後の鳥の話と石の金の話をしよう
あなたは今にも飢え死にしそうな500年後を生きる「ある動物」である
季節は冬。
猛吹雪の中、裸で凍え死にそうになっている。
もう10日も何も食べていない。雪ばかり口にしているので下痢を繰り返し、何もかもが限界だった。
その時、1羽の鳥が目の前に降り立った。
空腹と寒さのせいで目はかすんでいるので、それがカラスなのか鳩なのかすずめなのかも分からない。
だが、あなたはただひとつだけ確信していることがある。
「絶対に、鳥は食わない」
これである。
なぜか?
あなたにとっ