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先延ばし癖が直らない

多くのタスクを抱えていると鬱になる。しかしこれを解消する方法はタスクをなるべく早く消化することしかない。でないと余計に沼にハマって、余計なことを考えだして、気付いたら24時間経過していた、なんてザラにあるからだ。結局タスクは一度抱えてしまうと無理矢理にでも動いて消化するか、爆散するしか選択肢はない。

やればいい話ではあるのだが、しかし、私は動き出せない。とにかく不安なのだ。作業を進めることによって見えてくる「足りない点、改善点」。奴らはほとんどの場合必ず現れる。そうしてまた新たなタスクが生み出される。これがまた底知れなく、いつ終わりを迎えられるかわからない。目隠しの状態でひたすら走れ走れと促されているようなものだ。しかしそんなことをされてもペースの調整のしようがないため終始不安がついて取れない。もしかしたら走っている最中に骨折だの熱中症だのになって再起不能になるかも知れない。長いレースの可能性もあるのだから、今のうちに休んでおかないと取り返しのつかないことになるかも知れないだろう。そんな中常に全力で走り続けられる人間がどこにいるというのだろう。

そんなことを考えて、いよいよ私は現実逃避から戻れなくなる。そんな具合でベッドからも起き上がれなくなる。授業は欠席、遅刻が増え、サークルも行かなくなって何ヶ月が経ったのだろう。一度引きこもると、日常の生活を取り戻すのには努力がいる。外出すれば少しはマシにはなるのだが、ふとした瞬間にタスクの存在が蘇る。奴が私を再び現実へ引き戻すから、私はそれを拒否して引きこもるようになる。堂々巡りだ。

スモールステップなるものを試したら作業の負担は減った。具体的にどんな工程を経るかが明確になるからだ。これ自体はおすすめではある。
しかし、まあ、それでもタスクは降ってくる。冷静に対処できる時はできるが、無理な日もある。そうなった日は、もう勢いに任せるしかない。

そうなったときはカフェなど雑音がある場所で作業すると、脳が情報過多になって程よく深く考えすぎないでいられるから、そうしてノリでやるようにしている。家で曲流すでも雑音になるから良い。そして何も考えず、タイマーを起動して作業を始めるのだ。勢いで、あとは天に丸投げするのが吉。嫌なことを思い出しそうになっても、雑音がそいつを邪魔してくれる。
ちなみにタイマーと書いたが、私はポモドーロテクニックという、25分作業と5分休憩を3回繰り返すテクニックを採用している。これをするとより長く負担をかけずに作業を続けやすい。おすすめ。(これで1日6時間は余裕で作業できている)
そんなこんなで、なんか頭がグチャグチャしてるなーと思ってるうちに気付けばタスクが片付いているのだ。なんてこと!もちろんクオリティは60点くらいだが、まあいい。とにかく手を付けることが重要なんだ。
だが90点以上のクオリティを求められるタスクには向かないかもしれない。やるとしてもざっと文書くとか。訂正作業は意識が散らばって向かない。60点のものを生み出しまくってから再度家で挑戦しよう。やる前よりはいくらか精神的にはマシになっているはずだ。

そもそも完成度なんて100%じゃなくて60%でいいのである。60点と100点の違いなんて、細々としてることに気を配れてるかどうかで、大まかなことができてることには変わらない。90点と100点なんてよく目を凝らさないとわからないレベル。世の中の人たちは完璧主義すぎなのです。最低限のことができてたらあとは全部OKなんです。それよか健康を守る方が大切。

これからも多分、先延ばし癖とはお世話になるんだろうな。その度、雑音で頭を混乱させつつ無理矢理にでもタスクを片付けるんだろう。

人間って疲れるなー。

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