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自己紹介(20代女性)

これは designing plus nine Advent Calendar 2023 7日目の記事です。

初めまして、もしくはお久しぶりです。数年前までは、noteを書くことが趣味のようなものだったのですが、1回noteを全部読んでくださったらしい知らん人から「めっちゃ共感した、俺ら似てると思うからお話しようぜ👊」みたいなDMが来て、「え、嫌ですぅ…」と思ってアカウントを消してしまいました。

ただ先日、尊敬するビジネスマンの方と話していて、私の人生はだいぶ特殊な経歴だらけで、それだけでコンテンツとして成立しているというような話になり、久々に文字にしてまとめてみる気になりました。その方には、テレビに出ることに興味はないかと提案されたのですが、顔と名前が全世界に晒されて一生消せないのは怖すぎてチキっています。また別の尊敬する方々には、その特殊な経歴を持ちながらひっそりと生きているところが良いんだと言われ、それもそうかと思い、今のところは顔も名前も世界に晒さずに、ひっそりと生きていこうかなと考えています。


自己紹介までの前置き長くない?ということで、そろそろ自己紹介をさせていただきます。デザインの話は一切出てこないし目次もないしオチもないので、嫌になったらすぐ閉じましょう。


わたくし、とある大学の大学院修士2年生、好きな食べ物はひき肉、最近ハマっている食べ物はお餅・チーズ・蜂蜜、さっき食べて罪悪感を感じた食べ物は芋ようかんをバターで焼いたやつ、というしがない20代女性です。ここで意味もなく人類の反感を買っておくと、全然太ってはいないです。

今まで経験した習い事は、火起こしの達人と呼ばれる所以となったガールスカウト・休憩時間にもらえるロータスビスケットだけがモチベだった英語塾・50m泳ぎ切るために始めた水泳・合格した大学名を見て塾長が「裏口入学?w」と言ってきた受験塾。

今まで所属した部活やサークルは、見学日だけ栗きんとんを作っていて入部倍率が激高だが、実際は裁縫しかしていなかった家庭科班(小学校)・何も見学せずに入部して、先輩に入部理由を聞かれて「人見知りを直すためです」と適当に答えた英語のミュージカル部(中高)・経験者がいないスポーツという理由だけで選んだ、女子が全学年合わせて私1人しかいなかったセパタクローサークル(大学1年)・入って半年くらいでただの幽霊デザイナーになったアカペラサークル(大学2年)・そして今このアドベントカレンダーを書くきっかけになっているデザインサークルです。

今までに経験したアルバイトは、生徒の横で爆睡していたらお母様がシュークリームを持ってきてくださって絶望した家庭教師(大学1年~4年)、クレーマーに「なるほど」と言って火に油を注いだスーパーのレジ打ち(大学2年夏休み)、面接で英語力を買われたが、全く英語を使う機会はなかったVtuber事務所のデザイナー(大学4年~修士2年)・人力車の俥夫(修士2年~)です。


ここまで集中力を切らさずに読んだ方、お疲れ様です。残念ながら、特に良いことはありません。続けます。


おそらくここまで読んできた皆さんの脳内に残った特殊ワードといえば、火起こしの達人・セパタクローサークル・人力車の俥夫あたりでしょうか、知らんけど。ちなみに物凄く久々に使った、「知らんけど」。

レポートで2,000文字とか、修士論文の梗概(論文の要約みたいなやつ)でA4サイズ4枚分とかはものすごく憂鬱なのに、自分の話となると楽々1,500文字くらい書けてしまうのなんでだろう〜

さて、皆さんが「前置きでハードル上げた割にありふれた人生じゃん」と思っているのか、「芋ようかん、バターで焼くのカロリーやばすぎるやろ」と思っているのか、はたまた「こいつ変なやつだなぁ」と思っているのかはわかりませんが、最後に人力車の俥夫のバイトを始めた理由だけ説明しておきましょう。色々な人に話して1番掘られるところなので。
ちなみに、ここから今まで以上の長文になるので、疲れた方はここでお別れです。読んでくださってありがとうございます。


修士2年、夏休みが始まった8月のある日、いつも通りVtuber事務所のデザインの仕事をしていたところ、マネージャーから次の契約更新についてのミーティングを申し込まれました。それまでも3ヶ月か半年ごとに更新していたので、いつものノリで参加したところ、
マ「9月いっぱいで辞めるんだったよね?手続き進めていい?(意訳)」
私「(わしそんなこと言ったっけ、まあ最近完全に作業になっちゃってたし新しいバイト探すか〜)…問題ありません。」
と、突然10月以降の収入源が消滅したのです。といっても、デザイナーインターンも時給はほぼ最低賃金だったため、9月以降めっちゃ暇だしバイト切り替えるついでに何か夢中になれること、もしくは存在を都市伝説だと思っている「学生のうちにしかできないこと」やるか〜と思い仕事を探し始めました。

そうして見つけたのが人力車!…ではなく、カンボジアの病院のデザイナーインターン募集。…なんで?
仕事自体は無給になってしまうが、デザインのために1,2ヶ月現地に視察に来て欲しくて、渡航費や宿泊費・生活費は負担してくれるとのこと。つまり無料で1,2ヶ月カンボジア留学ができてしまう。今まで金銭面の問題で留学に行けなかった私にとっては好都合すぎる話。
しかも私は、将来どこか地域を絞って、その地域を活性化させられるような人になることが人生の目標だったので、手前の段階の経験として絶対に有意義なものになるという確信がありました。早速先方と話は進めつつ、親を説得…と思いきや、猛反対。文字に起こしきれないくらいの猛反対。母親からほぼ捨て台詞で「好きにすれば」を頂けたと思ったら、祖母を説得していけとの謎の課題。LINEした瞬間、祖母、大号泣。母と祖母が泣きながら通話。阿鼻叫喚。地獄絵図。
説得するための心労と行けたときに得られる経験値を天秤にかけた結果、カンボジアの病院のデザイナーインターンは諦めることにしました。

ここから他のデザイナー募集を探してみたものの、同じくらいワクワクするものに出会えず、思い切って今まで経験したことのないアルバイトを探し始めます。例えば手作業で樽みたいなジョッキを作るバイト(なんそれ)、宅配限定のピザ屋さんでピザを作る仕事などなど。
でも自分が思いつく「近所」「高収入」などの条件を入力しても、出てくるバイトはどこかピンと来ず…


ここで一度頭をまっさらにして考えた。そして思い出したのは、数ヶ月前に見たテレビ番組。浅田真央さんが人力車を引いたら、1日でいくら稼げるのかという企画。笑顔が武器になる・英語が使える・力のない女性でも人力車を引ける・体幹が強いとなおよし、という説明をぼんやり聞きながら、母親と「あなた向いてるんじゃない」「俥夫なっちゃおうかな〜」とふざけてした会話。

ピンと来た。カンボジアに行けなかったのは、2年続けたインターンの契約が突然終わったのは、中高の部活で割り箸くわえて笑顔練をやったのは、小さい頃いやいや英語の塾に通っていたのは、全てこのためだったんじゃないかという気持ちになった。そして、バイト募集に即応募したというわけです。この通り応募したときは「我こそは!人力車を愛し!人力車に愛された女!」みたいな気持ちだったわけですが、実際に研修が始まってみると挫折の連続。でもこの話はまた今度。


これが私の超長い自己紹介です。
側から見ると変な経歴かもしれないし、何がしたいのかわからないとも言われたこともありますが、自分の中では常にベストな選択をしてきた結果で、後悔したこともなければ、むしろ歳を重ねれば重ねるほど伏線回収をしている気分です。ここから社会人になって、どんな経験をするのか全くわかりませんが、また気が向いたらまとめてみようと思います。
直近の目標は、私の人力車に乗りたいと言ってくれた人たちのために、一刻も早く研修を終えて俥夫デビューすることです。うまく行けばクリスマスを迎える頃には俥夫になっているかもしれない。


それでは皆さん、クリスマスまで良い日々をお過ごしください。


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