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高校野球を見ていたら、「流れ」でゲームが一瞬で変わる楽しさと怖さ

どうも、しょうです。

昨日、高校野球の決勝が終わりました。

京都国際(京都)と関東第一(東京)。

高校野球は、プロ野球とは違う面白さがあります。

「何が起きるかもしれない」という予定調和ではないドラマを期待してしまうんです。

大事な場面で、バッターが内野ゴロを打ってしまい、

「うわぁ、アウトじゃん…」

と悲しみと諦めを抱いていたら、守備側がエラーや暴投をして、今まで諦めていたことが嘘かのように、

「うぉっしゃーーー!うぉぉぉーーー!!」

と両手を上げて喜んでしまいます。

まぁ、守備側によっては、5秒前の僕のようなブルーな感情になっているかと思いますが。

この「ハプニング」や「予想外」なことが高校野球ではあるので、熱狂して観る人がいるし、

106回も大会が続いているんだなーと。

106回って、1世紀越えてんじゃん。とびっくりします。

対して、プロ野球は、良い意味でも悪い意味でも、こういうハプニングはあまりありません。

ある意味、「洗練」されているような感じ。

ドラマや映画も同じように、予定調和の話ってツマランのです。

「この後の展開って、絶対こうなるじゃん」と、分かりきっている感じ。

これは、人生も同じです。

前職では、40代や50代の方とお仕事をする機会が多かったのですが、話の内容がライフプランになります。

「退職までの期間は、このキャリを歩んで、こんな感じで進んでいけばいいな〜」
「お前もこのキャリアで進んでいけば良いよ」
「私生活は、早めに結婚して、子供ができて、マイホームを建てて…だから、貯金はいまのうちにやっておけー!」

と言われて、

「はい!!分かりましたー!!」

と答えていましたが、

「なんか先の分かる人生って、ツマランな」

と当時思っていました。

実際、本人たちは、つまらなそうな顔をしていたからです。

正直、6ヶ月後や1年後、5年後の未来なんて分かりません。

いまは、東京の新宿のアパートの1室で、この文章を書いているのですが、

3ヶ月前にこんなことをやっているなんて、想像もしていませんでした。

だから、先のことは分からないし、その方が

「どんな未来が来るのかな!!」

と楽しみな部分でもあるんです。

でも、

「もし、未来が最悪な未来だったら…」

と思うこともたまにあります。

それも、人生のストーリーとして面白いです。

悪いことがあった分、大きくしゃがんだ分、その後に大きく飛躍ができます。

僕の人生も振り返ったら、そんな感じでした。

だから、嫌なことがあったとしても、

「この出来事は、これからのストーリーを引き立てるために必要なことだったんだー!」

と考えれば、そんな嫌な過去でも良い過去に変わってくるなーと。

そんな予定調和のない人生も面白いなーと僕は思います。

高校野球もそうです。

序盤に点数を取って、

「このままいけば勝てるんじゃね!」

と思ったら、中盤に逆転されて、どんどん引き離されて、

「やばい…このままだと負けるよーーー」

でも、最後の最後に、大逆転で勝利!!

そんな試合は何度見ても興奮します。

ある脚本家が

「スポーツを超えるストーリーは書けない」

と言っていました。

箱根駅伝とかも見ていて興奮します。

逆にいえば、これの意味は、ストーリーの力は絶大という意味でもあるんです。

高校野球を見ていると、「流れ」が大きな要因があることが顕著に現れてきます。

・良い流れ
・悪い流れ

「良い流れ」の時は、その流れに飲み込まれた相手は、どれだけ選手を変えても、タイムを取って間を取っても、

その流れの力に逆らうことができません。

激しい川の流れのように、どれだけ抵抗をしても、一気に飲み込まれていきます。

それは、球場の空気も味方になって、一丸になって、相手を潰してくる。

そういう「良い流れ」「悪い流れ」という

「目に見えない要素」

が高校野球では、はっきり分かるなーと思います。

これは、人生でも同じで、

「いまは良い流れだー!」

という時は、何をやっても上手くいきます。

トントン拍子で、色々と進んでいき、快進撃のように一気に登りつける。

逆に、

「これは悪い流れかもしれない」

という時期は、どんなことをやっても逆手になる。

この流れというのは、表裏一体で、

良い流れが来たら、悪い流れが来て、また、良い流れが来て….

のように循環しているように感じます。

そして、

「悪い流れ」

の時期が意外と長く、

「良い流れ」

の時期が一瞬で終わる。

だから、その流れを見極めることが大事だなーと思うわけです。

僕も、

「これは良い流れだー!!」

と感じた時は、

「このチャンスを絶対に逃してはいかん!」

とすべてのエネルギーを投入していきました。

そのおかげで、いまの僕があると思っています。

でも、その反動が大きい時があって、エネルギーがまったく無くなって、動けない時があります。

エネルギーが無い時にする判断は、ロクなことではありません。

これが「悪い流れ」のときです。

だから、良い流れの後には、反動で悪い流れが来るし、逆もしかりです。

高校野球を見ていると、その循環が分かりやすいかと。

この「悪い流れ」の時に、どう過ごすかが大事で、

この時期に、

・人脈を作るぞー!
・新しいことをやるぞー!
・色んなことを並行してやるぞー!
・大きな仕事を取りにいくぞー!
・大きな決断をやるぞー!

みたいなことをやると、逆転満塁ホームランを打たれたような感じになります。

だから、この期間は、ひたすら

「良いエネルギーを溜める時期」

と思って、

規則正しい生活を送るとか、
良い習慣を身につけるとか、
この機会に今まで学んでこなかった学問や過去に学んだことを復習するとか、

そういうことをやったほうが、良い時期です。

逆に、

「なんか、最近、全然成長していないんだよな〜」

と焦ってしまうと、まだエネルギーが溜まっていない時期なので、流れがどんどん悪い方向に進んでしまう。

ちなみに、この時期のことを心理学でいうと、「プラトー」というらしいです。

だから、高校野球のように「流れ」を把握することは重要だし、

その流れの時に、「どんなことをやるか」はもっと重要だなーと。

そして、大きな「良い流れ」はそうそう来ないわけで、一度逃してしまうと、もう二度と来ないような、、、、サーフィンでいう「波」みたいです。

サーフィンで、

「良い波来たー!」

と思ったけど、違う人もその波を取られてしまい、自分は乗れず....。

その後に、いくら待っても、先ほど来たような良い波が来ない。みたいな感じです。

だから、

「これは人生を変えるチャンスだー!!」

と思ったら、すべてをこの「チャンス」のために使うべきだし、

いままでの悪い流れも、このチャンスのためにあったと思えば、絶対に逃してはいけないと感じています。

もう二度と来ることのない人生を変える大きなチャンス。

これに気づき、モノにできるように、日頃から良いエネルギーを溜めていきたいなーと思ったことでした。

そして、良い流れが来たときに、逆転サヨナラホームランを打てるように、

「準備(練習)」

をしておく。

そんなことを思った、今年の高校野球でした。

今年の高校野球も感動しました。

高校野球が終わると、森山直太郎さんの「夏の終わり」が頭の中で流れてくる。

夏が終わった…少し寂しいですが、「流れ」は夏から秋に向かって変わっていくんですね。

では!

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