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鼎談を観る

今日は楽しみにしていた鼎談のオンライン講座でした。
アーカイブ動画視聴も可能だったのですが、
前半を観ていたら引き込まれて、
そのまま最後まで観てしまいました。

僕は大満足でしたが、
図書館に行きたがっていた我が子は、
僕の横で怒っていました。
(16:40に行き、借りれました)

鼎談(3人)のメンバーは、
柴田愛子さん(幼児期)
木村泰子さん(小学校)
西郷孝彦さん(中学校)
です。
教育・保育関係者の中では、「おー」となる方です。

子どもの力を信じている3人です。
子どもを変えようとするのではなく、
環境(大人の意識)を変えようとしている、
してきた方です。

事前の打ち合わせをしていないのですが、
ポンポンキーワードが出てきます。

3人とも、一人で数時間も話をできる方たちですから、
時間が全く足りないくらいでした。
(45分の鼎談を2回)
鼎談後、会場の方は数名で話し合い。
(オンラインの方はブレイクアウトルームにて)

1回目のブレイクアウトの際は、
マイクがミュートじゃないのに入らず、
3人の話を聴くのみでしたが、
その内容も素敵でした。
2回目のブレイクアウトでは、
何とかなりまして、
3人で話が出きました。
その内容もまたまた素敵でした。

世の中にはいるんです。
子どもたちのために、
大きな力に押されながらも、
何と変えようと、微力ながらも
実践している方が。

力が心の奥から湧いてきます。
そういう時間でした。

木村泰子先生の話を聞いて、
自分が幼稚園勤務時代に大切にしていたことが、
間違いでなかったと確信できたことも
嬉しかったです。

木村泰子先生は、
子どもたちに「分からへんから教えて!!」と
ずっと教わって過ごしてきたのです。
「クソババァ!!」と言われ、
その中で関係性をつくっていったのです。
表面的なことではなく、
奥にあるものを大切にして。

見える学力ではなく、
見えない学力を重視していたそうです。

不登校ゼロ、いじめなし、特別支援学級での対応なし
を世間は「奇跡の学校」と呼んだそうですが、
「当たり前」と言っていました。

子どもたちにとって、幸せな場所では、
いじめは起きないと、
校則を無くした中学校の西郷さんも言っていました。

そして、3人が共有していたことに、
「子どもを大切にしている学校など」に見学に行くと、
子どもたちが変な「挨拶をしない」ことに、
心地良さを感じたそうです。

そう、それこそが自然な姿なのだと。
お客さんにすれ違うと、
挨拶をする学校を「なんか変ですよね」と
言っていました。

僕的には「その通り!!」となる部分です。
大人(先生)は挨拶しますよ。
その背中を見せるだけでいいのです。

子どもにそれを強いることはどうかと・・・。

そういうことまで深く本質を追究していかないと、
インクルーシブなんて夢のまた夢です。

挨拶しない子を否定している時間があったら、
別なことに力を注いだらいいのです。

大人は「見える力」が大好きですからね。
子どもは、「見えない力」を観ようと努力する大人が好きなのです。

「想像力は優しや!!」
「優しさは想像力!!」
仙台育英高校の野球部の須江監督が、テレビで述べていた言葉は、
改めて、深いです。

僕は、柴田愛子さんという方と出逢い、
その延長で、木村泰子先生を知り、
西郷孝彦先生をしりました。

人は繋がる。
そんなことを感じた鼎談でした。

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