40代から始めるプログラミング①~螺旋の蛇

 R6春期の情報処理技術者試験が終わり、7月の合格発表までは待機状態です。今回受けたITサービスマネージャは、良くて五分五分、正確にはちょっと厳しいかも、です。
 なので、今年は資格一個も取れない可能性もありそうです。私の資格勉強はあくまで自身の研鑽のために実施しています。別に資格取得そのものが目的ではないんですが、すみません嘘つきました、私は資格そのものが目的なので、簡単に取れそうなものを一つか二つ、今から7月までの期間で取得しようと思います。広義のリスク・ヘッジと言えます。わかりやすい資格マニア。
 そんな訳で、本命IPAの高度試験、特に次受けるシステム監査では、開発系の知識があると有利かも、と考えプログラミングを選択しました。結構、開発の際のリスクについての監査って問われてた気がします。また、ITサービスマネージャ試験においても「デプロイ」みたいな初見殺しの開発系のワードも出てきて、リリース・展開管理の分野で必要としましたし。ちなみに、未だデプロイが具体的にどういうことするのかは理解していません。有利うんぬんの前に、開発系全然知らんですね。
 プログラミング言語は、Cは二十年前に独学で3日で挫折し、HTMLは3年前にやはり独学で挫折したので、人気があって周りに聞く人が多そうな流行の言語が良いと考えました。
 今回、私が選択したのはPythonです。ネーミングが『モンティ・パイソン』からきているという外連味も私好みです。 アメリカのギーグっぽい。
 このPythonの関連試験はPython 3 エンジニア認定基礎試験となります。受験料11000円。高い。
 CBT方式なので、過去問丸暗記の脳筋パワープレイで行けそうですが、なめプして落ちたらそのショックと金銭的ダメージは計り知れません。加えて、いつでも受けられることがメリットですが、それは区切りを付けないと途中で飽きてバラしになるリスクを意味します。
 よって、区切りよく一か月勉強し、6/1の受験を目指します。
 とりあえず、仕事をサボってのブックオフ巡りの果てに『作って覚える やさしい Python入門』という本を入手しました。文学フリマあたりで売ってそうな、高級同人誌のような装丁と厚さです。
 そして、もう一冊、『Python チュートリアル 第三版』です。上記の試験に使うため、メインはこちらになりそうですね。中身をパラパラと見ましたが、ものの20ページくらいで何の説明もなくフィボナッチ級数の計算をさせていました。知らねーよ、そんな数式。あかん、完全に理系が書いた文系を殺す本ですね。
 もう一冊の方は、さすがに「やさしい」と自称しているくらいには優しそうな印象を受けます。こっちをメインにスイッチだ。
 とりあえず、教科書に沿ってPython総合環境である「Anaconda」を入手、あれホームページの感じ違うくない? テキストでは、なんていうか、キリ番に尋常ではないこだわりを持ちそうなテイストのホームページ味なんですが、普通の令和っぽい感じになってます。つまり、洗練されてお洒落になってるんですが、その分インストーラの場所が分かりません。探り探り、最近のEメールに紐づく系のややめんどくさい手順を踏んで、ようやくゲット! めんどくさ。みんな大好き窓の社に置いとけ。
 ようやくスタートラインに立てた。今、1+1とか、これ電卓と変わらなくね? と考えながら入力しています。素人が修練の工程に口を挟んじゃいけませんね。そこには先達の、素人が至らない、未だ知らぬ偉大な知恵があるはずです。よって

>>>2**7
128

頭を空にして、べき乗計算まで来たぜ!
 さて、会社の先達からは、プログラミングの勉強のコツは、実際に作りたいアプリケーションを先に考えると良い、と教わりました。
 今回は6月の資格取得とともに、仕事でつかえるアプリケーションを作ろうと思っています。具体的には、リナックスを利用した自社商品のトラブルシューティングで利用するコマンドを表示するアプリケーションです。リナックス全くいじれないし、もう年で物事が全然覚えられないので、こう来たらこう、みたいなサジェストできる機能があれば便利そうです。 
 よし、長期休暇はPython三昧だ!
 


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