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言葉はまるで雪の結晶

聴覚障碍者の心理をリアルに描き昨年、社会現象にもなったドラマsilent。

オンエアで視聴していなかったが、友人に見るべき作品だから、とりあえず主題歌だけでもいいから聴いてほしいと言われ、ネットでofficial髭男dismのsubtilteを聴いた。

正しさよりも優しさがほしい そしてそれを受け取れるのは
イルミネーションみたいな 不特定多数じゃなくてただ1人
君であってほしい
(中略)
言葉はまるで雪の結晶 君にプレゼントしたとして
時間が経ってしまえば大抵 記憶から溢れ落ちて溶けていって
消えてしまう でも
絶えず僕らのストーリーに添えられた字幕のように
思い返した時 不意に目をやる時に
君の胸を震わすもの 探し続けたい
愛しているよりも愛が届くまで
もう少し待ってて

official髭男dism「subtitle」

お気づきだろうか。
この歌詞の中に数学の「全射」と「単射」の定義が述べられていることに。

僕をaとして、君をb*とする。
そして君を含む不特定多数の人々の集合をBとする。

僕の優しさを集合Bの中にいる人々(b1、b2、b3・・・・)すべてに届けること=全射である。

僕の優しさを集合Bの中にいる君b*にだけ届けること=単射である。

全射と単射は基礎数学である「集合と位相」や線形代数で学ぶと思われるが難しい概念ではない。

むしろ優しさを定義する方が難しいと思う。

こんな風に数学的な表現は日常の中に潜んでいる。

今日も皆様にとって、よい一日でありますように。

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