ノブレス・オリージュ
ノブレス・オリージュとは直訳すると「高貴なる者の義務」である。
富裕層、著名人、高学歴者など社会的に成功を収めた人々は自己の利益を優先することなく、社会の模範となるような振る舞いが求められることを意味する。
ノブレス・オリージュと聞いて真っ先に頭に思い浮かぶのは新渡戸稲造だ。
新渡戸稲造は札幌農学校(現在の北海道大学)で教鞭をとる傍ら勤労青少年や晩学者のために男女共学の無償の私設夜間教育施設「札幌遠友夜学校」を開設した。
札幌遠友夜学校では、主に札幌農学校の学生たちが無償で教育にあたり経済的な事情で正規の教育を受けることができない人々に教育機会を提供した。
学生時代、新渡戸賞を受賞した際に新渡戸稲造の業績や札幌遠友夜学校の取り組みについて知り、自分自身も素晴らしい大学教育を受けることができたのだから、何らかの形で学んだことを社会に還元したいと思った。
昨日の記事で「数学みえる化プロジェクト」の会長を務められる正宗先生との会合を投稿した。
まさに僕自身がライフワークとして従事したいと考えていた理想的な活動を展開されており、プロジェクトの活動を通じて数学に興味をもつ子どもたちを増やしたいとのビジョンに意気投合した。
自分が好きな数学を使って楽しみながら社会貢献できる、これ以上にやりがいのあることはないだろう。
今後も数学みえる化プロジェクトの活動に積極的にコミットしていきたい。
今日も皆様にとってよい一日でありますように。
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