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青ペン先生

毎週木曜日夕方に書道教室に通っていることが縁で、僕が数学関係のNPOに所属しているということが話題にのぼった時、

ある生徒の保護者の方から

是非ともうちの子の家庭教師をお願いします。

とお願いされた。

そんなわけで毎週土曜日にその方の自宅で数学を教えている。
当然、ボランティアなので無報酬だ。

中学生なのでそんなに複雑な数学をやっているわけではないものの、初めて新しい概念を学ぶ際にどのように説明しようか、少し考える。
一度に公式を詰め込もうとすると消化できないし、かといって厳密に自然数から数の構成のようなことをやろうとすると抽象的すぎるかもしれない。

試行錯誤しながらも中学生のペースに合わせてゆっくりと、理解できていなければ同じ単元も繰り返しやるようにした。

あとこれは家庭教師に限らず僕のこだわりだが赤ペンは使用しない。
真っ赤な答案は学校でも嫌というほど見せられているだろう。
赤色は修正点を克明に表すものの疲れる色だと感じる。

だから僕は青いペンを使う。
間違えを正すのではなく落ち着いて一緒に考えられるように。

今日も皆様にとって良い1日になりますように。

青ペンと赤ペンとのあいだ。
そこにやさしさがあればいいな。

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