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おじゃる丸とステークホルダー・エンゲージメント

note2年目の新たな取組みとしてリレー形式で記事を投稿してみる。
いつまで続くか定かでないが、昨日の投稿内容から着想を得たものを記事にしよう。


「忍たま乱太郎」と並んでNHKの長寿番組に「おじゃる丸」というアニメーション作品がある。

1998年10月5日から放送をスタートさせ今年で26年となる息の長い作品だ。
「おじゃる丸」世代は現在の20代後半くらいか。

簡単なあらすじを紹介すると、ある事件がきっかけでヘイアンチョウ時代から千年後の世界の、のどかな田園地帯が広がる月光町にタイムスリップしてしまった、おじゃる丸。月光町で出会うものは、おじゃる丸にとって新鮮で魅力的なものばかり。すっかり月光町を気に入ってしまったおじゃる丸は、小学生の少年・カズマの家に居候を開始するものの愉快な騒動を巻き起こしていく…。

大河ドラマ「光る君」ともコラボしている。

忍たま同様、「おじゃる丸」でも魅力的なキャラクターが数多く存在する。
敵・味方、善・悪、勝ち組・負け組といった二項対立的ではなく、おじゃる丸の世界に登場する者たちは皆、幸せそうだ。

誰も不幸にならない世界。
そんな「やさしい世の中」が表現されているように思える。

ふと前に新聞で目にした記事を思い出した。
ステークホルダー・エンゲージメントを意識した経営を。

これまでは、大企業・中小企業、親会社・子会社、元請け・下請け、管理部門・現場、得意先・仕入先などそれぞれの機能的な役割に応じて経済価値を追求していた。

しかし利潤追求のみを志向する時代はとうに終焉を迎え、環境や社会問題にも目を配るのが必須になってきた。すなわち経済価値とともに社会貢献、環境保全の三つの価値を追求しなければならない。

そのためには先のような二項関係にとどまらず、すなわち自他を区別せずに関係者(ステークホルダー)に配慮しながら社会的厚生の向上を目指す。

ステークホルダー・エンゲージメントを目的とする時、関係する者全員の満足度を高めるべく相互理解と協働を推進する。それは一部の部分だけが最適化されるだけでは実現できないだろう。

平安時代は戦乱もなく比較的、ステークホルダー・エンゲージメントが高い時代だったのかもしれない。

それにやはり「大切なことは小さな頃に教わる」ということは、おじゃる丸を見ても言える。

今日も皆様にとって良い一日になりますように。

北の創生

全ての人の満足度を満たすことは不可能だとしても、膝を抱えてうずくまっている人に分け与えてから残るもので自分がそこそこ幸せなら、それで十分だと僕は思う。

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