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【独り言】青春時代のてる《いた~い話し》(1)

子供時代の痛いお話を幾つか紹介しましたが、少し成長して 世間一般で言う『青春時代』に突入しても、痛い体験がありました。
今日はそれを、まとめて放出しようかと思います。


いた~い話し①
自転車墜落事故

中学生になってすぐの頃です。
お友達のNちゃんが てるちゃんのおうちに遊びに来ました。

あ、この時はすでに東京から 栃木県に引っ越してきていたので、前出のA君や、Mちゃんではありません。

しばらく家で遊んでいたのですが、おやつを買いがてら、外に出掛けることにしました。
1台の自転車に2人乗り(よいこは真似しないでね)。
てるちゃんは後ろに乗って、Nちゃんが運転手。

てるちゃんは相変わらずおてんばの考えなし。
自転車の荷台に 後ろ向きに座っていました。
運転しているお友達と、背中合わせに座っていたのです。
まあ、まだ若かったし、子供だったし、楽しかったんですよね。
自転車で 景色がどんどん遠ざかっていく あの感じ。
気持ち良く乗っていたら、突然運転していたNちゃんが

「あっ!!」

と、声を上げました。
その時 今までお尻に感じていた、道路を走る ガタガタ、ザーっという感覚が パッと消えました。

そして、スッと落ちる感覚。
目の前に広がる 青空。

「あれ?」

と思った瞬間
ガーン!!と いうか、ガシャーン!!と いうか、ドーン!!と いうか、とにかく 物凄い衝撃がお尻の辺りから 突き上げて来ました。

・・・・・気がついたら、走っていた道路の脇の 1・5メートルぐらい下の空き地に、自転車ごと落っこちていました。

仰向けにひっくり返った頭上から

「大丈夫~?」

と、運転していたはずの Nちゃんが声を掛けます。
Nちゃんは道路にいます。

何が起きた?

 Nちゃんは運転中、ハンドルを取られ、1・5メートル程下にある空き地に、落ちそうになります。
危ないと思い、自転車を手離し飛び降ります。
後ろ向きに乗っていたてるちゃんは 当然、何も気付きません。
運転手のいなくなった自転車は、走っていた勢いのまま、進みます。

はい。落ちますね。
ドーン。
「大丈夫~?」
と聞かれても、
「あんまり大丈夫じゃない。」
と答えるしかありません。
Nちゃん、ちょっと薄情すぎやしませんか?

幸い、お尻に青アザを作ったぐらいで済みましたが、またしても1歩間違えると大惨事でした。

いた~い話し②
(またも)自転車巻き込まれ事故

 てるちゃん、自転車とは どうも相性がわるいみたいです。
って言うか、ちゃんと乗ってないからなんですけどね。

時は進み、高校時代。
またもやお友達と2人乗り(よいこは真似しないでねパート2)。
運転手は、高校の男友達、W君。
お?恋バナか?
いえいえ、ぜーんぜん違います。
てるちゃん、昔から 男友達が、女友達より多かった子なんです。
社会人になってからも、飲みに行ったり 遊びに行くのは 男の子の方が多かったです。
カレ、カノにはならないんですね。
旦那さんは 遊び、飲み友達では全然なかった人です。

話が逸れました。
で、てるちゃんも高校生。
さすがに、荷台にまたがって乗るのは 恥ずかしいお年頃。
横向きに乗って、ちょっぴり乙女さんです。
でね、足をブラブラさせておくのも、危ないなと思い、後ろのタイヤをガードしている棒みたいのが あったのですね。
そこへ ちょっと踵を乗せていたのです。
服装は 制服。
うん。
青春だねぇ。

その時、少し段差があって、自転車がカタンと、小さく揺れました。
別に 大きく揺れた訳でも、転んだ訳でもありません。
ただ、てるちゃんの足が、すこーしだけずれました。
タイヤの方に。
そのとたん、てるちゃんの靴が タイヤに巻き込まれました。

ガラガラガラガラ

と物凄い音がして、自転車が止まります。
W君はブレーキを掛けていません。
てるちゃんの足が 絡まった事で、自転車が急停止したのです。

とにかく、凄い痛みでした。
皮膚の表面は踵も、足首の前の方もタイヤの骨?みたいなところで、ガリガリと擦られ、足は完全にタイヤの骨の中に入ってしまっています。
変な形に足が突っ込まれているので、降りるに降りれません。

運転していたお友達も 焦っています。
だって、まがりなりにも、てるちゃんは女の子です。

でも、W君は 慌てながらも、てるちゃんを荷台に乗せたまま、自転車のスタンドを立てて、ゆっくりとタイヤを動かし、てるちゃんの足をタイヤから外してくれました。

制服で乗っていたので、靴が学校指定の革靴だったんですね。
踵がパコッと浮いて、靴が捲き込まれた様です。

W君は、
「病院行く?」
と言ってくれましたが、保険証も持っていないし、お金もそんなに持ち合わせていない。
取り敢えず 家まで送ってもらいました。

家で 傷になっているところに、絆創膏をベタベタと貼りその上から シップを貼って包帯で固定。
めんどくさいので、そのまま様子見。
1週間ぐらいで腫れも引いてきたので、そのまま自然治癒。

たぶん、骨は大丈夫だったに違いない。
と、本人は思っています。
怪我をした次の日 足を引きずりながら 何とか登校すると、(てるは電車通学でした)W君が、心配して声を掛けてくれました。
「大丈夫だった?」
「うん。たぶん」
「何?たぶんて」
「病院行ってないから分かんない」
「は?行けよ、病院!何かなってたら、俺のせいになっちゃうじゃん!」
「大丈夫だよ。何かなったって、Wのせいにはしないから。」

みたいな会話をした覚えがあります。
あ、そういえば、てるが子供の時、石の下敷きになっちゃった時の傷が 残ってますって書いたけど、この時の傷も残っているのかもしれません。

もうひとつ書こうと思ったけど、2000文字越えちゃったので、あとひとつは、また後で。

皆様の上に たくさんの幸せがあります様に。
                光川 てる

下書きに入っているのは、次回の物でお仕舞いです。
3月中は思い付いたことを、ポチポチ書くかもしれませんが、4月からは記事の投稿を 一時お休みします。

よろしくお願い致します。
                   てる


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