見出し画像

【独り言】今年の田植え

 今日は、ダラダラと田植えの準備から終了までを書いておりますので、興味のない方はスルーして下さいね。

お陰様で今年も田植えが全部終わりました。

旦那さんがトラクターで固くなった田んぼをかき混ぜる『田起こし』から始まりました。

まず、苗間(なえま)を作ります。
田んぼの一区画を平らにならし、水を入れトラクターを入れる。
上から板で叩き平らにする。
水が蒸発し地面が乾くまで置いておく。
地面が乾くとヒビが入るのでそれを土で埋めていく。

乾いてヒビが入った苗間
けっこう深いヒビ
乾いた畑の土を
バケツで運んで
ヒビの上に蒔き
掌で撫でながら埋めていきます
これを繰り返し
こんな感じに全体を埋めます

苗間を作り始めて、この状態にするまで、約1ヶ月。

 苗間が乾くのを待ちながら、水持ちを良くするためのクロを作るための溝をほり、鍬で溝を綺麗にし、クロ貼りする場所を草刈りし、もう一度トラクターをいれ、ビニールを貼る。
ビニール貼りは、1人では出来ません。
旦那さんとやったり、子どもが手伝ってくれたり。
この行程だけで1ヶ月。
土日と、早く帰れた夕方しかできないので。

 籾種を水に3日程浸け、芽出しをする。
苗箱を消毒し、培土を入れ、種を蒔き、また培土をかけ、たっぷりの水をやり、何段かずつ積み上げ、ビニールを掛けて温室状態にする。
そのまま5日間。
発芽した苗箱を、苗間に並べます。
寒冷紗を張って、大雨や虫、寒さなどを凌ぎます。
毎日水をやって2~3週間。
稲が15~20センチになるまで育てます。

育った稲をちょうど良く植えられるように、田んぼの用意です。
田んぼに水を張り、トラクターをゆっくり、ゆっくりかけます。
これを代掻き(しろかき)と言います。
てるさんちの田んぼはそんなに広くないのですが、それでも1枚の田んぼが仕上がるのにたっぷり2時間かかります。
水と、土をしっかり混ぜて田んぼが水を貯められるようにするのです。
代掻きした田んぼを水を切らさないように気を付けながら3日程静かに置いておきます。

そして、遂に田植えになります。
今年は、田植え足袋ではなく、田植え用の長靴を買ってみました。
これ、正解でした!
田植え足袋より足が汚れなくて良かったです。

田植え用長靴
てるさんのメガネの一部が写ってる😅

去年の秋ごろから膝が痛くて、地面に座って休憩がし辛くなってしまったので、てるさんの田植えの必需品、⬇️

デレクターチェアー

休憩中は、偉そうにこれに座って飲み物なんかを飲んでます。
旦那さんが機械で植えた後、角や繋ぎ目を綺麗に手で植えていきます。
田植えに4日間。

そして先週の土日で、苗箱や、畦波(あぜなみ)と言う田んぼの中を仕切る板(苗間を作るため)
、トラクターや田植え機などを綺麗に洗いました。
こねられたドロッドロの泥がしこたまくっついているので、ジャージャー水を掛けて、ブラシでゴシゴシ擦りながら泥をおとします。
幸い、お天気が良く気温も高かったので、寒い思いをせずに出来ました。
この泥落としを『まんがらい』といいます。

『まんがらい』のことは去年書いているので飛ばします。
気になる方はこちらをどうぞ⬇️

ちなみに、田植えから稲刈りまで興味のある方はこちらをどうぞ⬇️

そんなわけで、てるさんちの田植えも無事終了しました。
まあ、水の管理や、もぐらや鹿対策、草刈りなんかは秋まではやるのですが、ひとまず大きなひと山を越えることが出来ました。

毎年の事ですが、やれやれです。
今回は田植えの事をツラツラと書いてみました。
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。

皆様の上に たくさんの幸せがあります様に。
                 光川てる

この記事が参加している募集

#今週の振り返り

8,149件

#上半期の振り返り

1,554件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?