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バブル ぱふぱふ(最近感じたこと)

 私はバブル世代だ。実感は無い。経済的にキツい生活であったからだ。
 それでも、やっぱり自分はバブル世代らしいと自覚する時がある。10歳ぐらい下の世代やリーマンショック世代の人たちと働いたり接する時にそう思う。
 バブル時代に私は本当に苦しい生活をしていたけれど、どうにか生き延びて来れたのは、イケイケドンドンの時代の風が社会に吹いていて、それに少しは乗れていたのかもしれない。
 現在でも、ちょくちょく感じるのだが、バブル世代のイケイケドンドンであった人たちと話していると、同じ時系列を生きてきたのに別世界の暮らしぶりを感じて、共感できない。ファッションや購入した物、恋愛や仕事の仕方や遊び方など、経験がなくて、テレビで知るぐらいのことで全然話に入れない。
 下の世代の女性が、そういう語り口をするのを私は耳にしたことがない。話を聞いていると働き方や就活で悔しい経験をしているみたいだけど、あまり文句や批判というものをしない。なんか我慢強いという印象を受ける。

 この人はバブル時代にイケイケドンドンだったんだなと感じることがたまにある。
 最近では、街頭で演説をしている人の話の内容、話しぶりに触れた時に感じた。

 できますよー
 やりましたよー
 すごいでしょー
 まだまだやりますよー
 わたしたちはイケるんですー
 わたしをかついでくださいねー
 話を聞いているうちに、そういう意味翻訳が聞こえてくる。
 あー、これはバブル世代の女子の語り口だなあと思う。
 
 私にもそういう、やったら出来る、イケイケドンドン気質は多少ある。自分一人で生きているつもりでいたとしても、時代の風は、小さな隙間にも、ニッチと言うんだったな、吹いてくる。
 下の世代の人で、そういう話し方をするのはほぼ聞かない。なにかテイストが違う。違う語り口をする。大きな事を成し遂げている人においても、バブリーテイストは無い。
 もし、下の世代でバブリーテイストな話し方の人は、怪しい感じになってしまう。
 バブル時代は本当になんかすごかったんだろうな。

 それでサ、バブル世代は高齢化しつつあるのだ。事実、おばさま、おじさま世代で、バブリーな語り口をして平然な人がいるよね。
 それ、通じないよ。


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