Brainfogが晴れた過程②・・気分心境の変化、株、PC

◎具体的に治ってきたと思うようになった様々な変化について

さきに、以前、2000年ころにできなかった、トランプの
神経衰弱が、2015年にはできるようになったと書いた。

ただ、考えてみると、このような記憶力や知能が向上は
気分の変化、心境の変化がまず起きて、そのあとから、
ずいぶんたってから、おきたように感じる。

つまり、気分の変化、心境の変化、とくに、悲観的な
気分が少しずつなくなっていって、なにかを始めるように、
なり、そのあとで、記憶力などの知能が回復したという
感じなのである。

そして、このような気分の変化、心境の変化は、
2011年の東北の地震のころからだと感じていた。

そこで、以下では、2011年ころから、具体的に、
治ってきたと思うようになった様々な変化に
ついてまとめる

◎退職から2011年までの心境
退職したが、障害者として仕事を与えられる
ことにもならず、もう生きていく意味がなく、
死んでしまいたいという気がしていたが、
いろいろ考えると、すぐに死ぬのもどうか
と考えた。

すこしだけ、生きていないといけない。
そのとき考えたのは、真夏の暑い日に、
アイスクリームを食べて、おいしいと
感じてから死のうということだった。
しかし、外に出て、アイスクリームを
食べることが、なにかできず、さらに、
夏が終わると、翌年まで、延期になって、
死ぬことはできなかった。

そのうち、テレビで坂の上の雲が始まった。
見ていて、おもしろいというよりも、
悲壮感で感動し、全部見てから死のうと
考えたりして、さらに延期した。

そうしているうちに、2011年に東北で地震が
おきた。
そのころを転機として、死ぬことを考えていた、
わたしの気持ちに変化がおきた。

その変化のうち、今回は、株とPCについて、
関心をもつようになったことを書いてみる。

◎株
うつだったわたしでも、お金が必要だ、とは
思っていたし、働いて稼ぐということが大事だ
ということもわかっていたが、働くことは
自分には難しいと考えていた。
自分は無価値な、みじめな存在だと自覚し、
さらに、うつになった。
そういうなかで、株でもうけて、もうしばらく
生きていようという考えを持つようになった。

〇2011年以前
わたしは、株と、まったくなじみがないわけ
ではなかった。
2006年ころ、すでに亡くなっていた祖母の
株をもらった。
2銘柄で、当時30万くらいだったが、その後、
ちっとも上がらなかった。
今見ると、50万ちょっとなので、ダメな株であった。

2006年、株をもらった後、母はテレビ番組に、
その日の株の終値を放送しているのを見つけ、
持ち株の価格をノートに取るように、わたしに言った。
画面には、一度に20くらいの銘柄が出るが、
それが、5秒くらいで、つぎのにかわる。
わたしには、そこで、自分の株を探して、ノートに
書き取るというのが、いつまでたっても、できなかった。

そういう状態であって、わたしは、株は持っていたが
それを買い増そうとか考えたことはなかった。

〇2011年ころ
2011年より前だったと思うが、株でもうけられたら、
少しは生きていてもいいと考えるようになった。
それで、四季報のCD版を買った。
価格は、1万円くらいしていたような気がする。
それを年4回買うようになった。
いろいろと考えて、何を買うか、検討して、
ワードでまとめたりもしたが、実際に株を、
買うことはしなかった。

アベノミクスの直前だったから、300万くらい
買っていれば、かなり儲けられたと思うが、
しだいに騰がっていくのをみながら、
そのうち暴落すると考えて買わずにいた。
なんで、そんなに慎重というか、意地になって、
買わなかったのか、よくわからない。

こんな具合で、実際に、株でもうけることは
できなかった。しかし、株で、もうけたら
生きられるという考えをもったのは、
大きな気分の変化、心境の変化といえるであろう。

なお、うつ病の体験本には、うつ病の時に、
株を買い、かなり、もうかったということが
書かれているということだ。
 (筒美遼次郎「ぼくは強迫性障害」)

病気が治ることと、投資して、儲かることは
まったく別物なのかもしれない。


◎パソコン熱の復活
〇1998~2002年のパソコン熱
わたしが、パソコンを買ったのは、1998年、
再就職した時である。
20万以上したと思うが、富士通のデスクトップPCを
買ったが、使い方がわからず、スイッチを入れたら
妙な画面が出て、英文でキーを押せというので
押したら、もっと厄介な画面が出てきて・・・
あわててスイッチを長押しして切るという
危ないことをやっていたりした。

それでも、何とか使えるようになり、試験問題を
パソコンについていた、一太郎で作ったりした。

そのあと、パソコンを、つぎからつぎへと
買うようになった。

まず、30万くらいのソニーのノート、バイオを買い、
さらに、ソーテックのdesktopを買い、
20万以上したエプソンのdesktopを買い、
これは大学の研究室に持ち込んだ。
ほかにもノートPCを衝動買いしたのが、
2つあって、さすがにいらないので
一つは弟にやった。

また、このころパソコン自作をするようになり、
ベアボーンを買って、CPUやメモリや
ハードディスクをつけて、ウィンドウズの
98や2000を入れたりした。

さらに、超漢字4という国産OSを買って
入れてみて、メモとか日記みたいなのを
ときどき、つけたりした。
freeBSDとかいうのも、雑誌の付録に
ついていたのを、入れてみたけど、
これはやり方がさっぱりわからず、
あきらめた。

なんか、仕事に必要なわけでもなく、
趣味としてゲームとか、動画編集とか写真編集する
わけでもないのに、PCを買いまくって、いじっていた。
なんか、人のしない、変わったものをいじっている
ということに満足していたのだろう。

しかし、このようなパソコン熱は、
うつになって一気に冷めた。

〇2002~2011年(パソコン買わない期)
2002年に、抗うつ剤の投与を受けて、
躁になった勢いで、シャープのメビウスを
パソコン店の店頭で衝動買いした後、
わたしは、うつになって、ケチになり
まったく買う気がしなくなった。

その後、2005年に退職した後は、
収入もないので、買うことはなくなった。

パソコン熱が再燃したのは、2011年くらい
からだと思う。
正確な年は、調べればわかるかと思うが、
引っ越したとき、ADSLの書類とか、
どこかに入れてしまい、出てこないので、
以下の出来事の時期は、だいたいである。

〇2011年以降(パソコン熱の再燃)
さきに、述べたように、株を買って儲けよう
と考えて、四季報のCDを買った。
CDはインターネットで、新しい株価情報を
更新できるが、このころ、うちはモデムを
使っていた。
モデムはノロいし、使用量も制限がある。
そこで、回線をADSLにした。

さらに、新しいPCがいるという気がした。
それは、このころ、家には、2002年以前に
買ったPCしかなかったからである。
10年前のPCなので、OSがWindows98か
2000のものばかりなのである。
XPはノートPCが一台だけ、あったが、
そのノートは低スぺックでXPが重いのと、
長いことほっておいたので、
電池がいかれて、時計がいつも初期設定に
戻ってしまっていて、使い物にならなかった。

そこで、アマゾンで、低スペックで安いPCを探した。
東芝のノートで、5万円くらいで、ワードとエクセルが
ついたのがあったので、買った。
メモリは1ギガなのを、2ギガに増設し、
ハードディスクも160ギガを500ギガにした。

そのあと、少し時間をおいてから、
HPのノートを買った。
これは、小型で持ち運び出来るもので、
バッテリを買い増したりしたが、
実際、モバイルで使うことはなかった。

〇2011年以降(中古PCを買いあさる)
回線をADSLにして、新しいノートPCを
買ったことで、パソコン熱に火が付いた。

しかし、何十万もの金を使って、
最新のPCを買い集めるということは
できないので、楽天やヤフオクで中古PCや
ディスプレイを買うようになった。

中古のPCは値段が1台、3万程度であった。
5、6台買っても、20万もしない。
10年前の1台分の金額で、5、6台買える。
しかも、以前のPCよりも高スぺックなものが手に入る。
わたしは、お得だと考えた、そして、買い込んだ。

いつ、何を買ったか、思い出せないが
はじめに買ったのは、HPのdesktopで、
ハードディスクを換装し、リカバリディスクを
手に入れて、クリーンインストールしたりした。
その後、desktopはDELLを買ったが、
かさばるので、ノートPCを買うようになった。

しかし、ノートの中古PCの買い方は異常であった。
なぜか、同じ系統のものを、いくつも
買い集めるようになってしまったのである。

パナソニックの12インチのレッツノートを
買ってから、その系統のものを、買うようになった。
結局、4台、同じようなのが集まった。

また、富士通の13インチのものを買って、
その後、同じ系統のものを2台買った。

当時、わたしは、いいものを買っていると考え、
お得だと考えていたが、今から考えると、錯覚だった。

もともと、2000年前後に、20万以上する
高いものを、いりもしないのに、
いくつも買っていたのが、無意味で、
損で、異常なのである。

そのときより、安いからと言って、古いPCを
買い集め、さらに、メモリを増やし、ハードディスクを
換装して、大容量にしたりしていた。

しかし、多くのメモリを必要とするようなゲームや、
動画や画像の編集とか、大容量ハードディスクを
要するような、多数の画像の保存とかする気はなかった。

もともと、PCを買ったのは、株の価格を
インターネットで更新して、株の投資で
金儲けしたいということであったはずだが、
そういうことは、まったくしなかった。
今考えると、相場が上がり調子だったときに
投資することをさけて、損したのだが、
損しているとは、まったく考えなくなっていた。

なんか、おんぼろPCを買って、少しだけ
良くした、直したということだけに満足していた。
それも、改良して、結果をテストして、計測値が
どれだけよくなったか、確認するというような、
マニアがするようなことをするわけでもなかった。

何のために、買っているのか、何のために直すのか、
人から見たらわからないし、自分でも、今から考えると、
わからない。

まったく、今から考えると、無意味なことに
金と時間を費やしていたということだが、
治っていく過程で、そんなことに意味があると考え、
熱中するのが必要なことだったのだろう。

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