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映画『市子』を観ました。

妙にポスタービジュアルに惹かれて
気になっていた邦画『市子』を配信で観た。

過酷な家庭環境で思春期を過ごした主人公。
あんな状況下に居ると逆に冷静になったり嘘が平気で冷徹になるのも分かる。
自分を守る為に身についてしまった悲しい”生きる術”だ。

そしてよくある邦画みたいに絶叫せず取り乱さず
細かな感情を紡いだ複雑な人物像。
それをリアルに演じた杉咲花さんは”素晴らしい“と思った。

知らない人だったけどファンになりそうだ。
べつの出演作も探そ。

ちなみに『市子』を観ながら思い浮かんだ映画が
是枝監督の『誰も知らない』だ。
屈託の無い子どもたちに影のように忍び寄る不幸。
子どもにはどうすることも出来ず日々を過ごすしかない。

誰かが介入しない限り救われない命はそこらじゅうにある。
”自業自得“という言葉や”無関心“が罪の無い者の命を奪う。

色々考えされる映画だけど、杉咲花さんの笑顔はステキだぞ。

ではまた。

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