ロバストLIFEで生き延びよう

何故か心が魅了されるロバスト性。
ロバスト性とは簡単言うと、外乱に対する安定性を示します。

学生時代の研究は非線形系スライディングモード制御によるロバスト性と一輪車の内容でした。
社会人になりレーザープリンタの研究〜開発に携わるようになり、特に誤差が大きいこの分野ではロバスト性が重要視されていました。
温度、湿度、インクの化学的特性、物理的特性、静電的特性、紙の表面荒さ、それらのばらつき、、とにかくバラツキが大きい中で針を縫う仕様を決めていく開発を行っていました。
タグチメソッドを用いて品質工学的に安定的なシステムを作ることに四苦八苦試続けていました。


そしてコロナで発覚したロバスト性の重要性。
それは個人としてみればウイルスに接触しても生き延びる屈強な免疫力かもしれないし、ウイルスに絶対に接触しない仕組みかもしれない。
前者は年齢や基礎疾患による影響もしくは、遺伝的によるものが大きいのかもしれなく。ひょっとするとワクチンかもしれません。

後者は誰とも合わない仕組みであったり、ウイルスを受け取らないような仕組みだったりする。ウイルスを可視化する必要があるかもしれません。
ただしこれはコストがかかります。
人間が人間たる所以の人と会うことを遮断することになるかもしれません。
要は機会損失コストや経済コストが大きいのです。
この結果社会が悪影響を受けて経済悪化等のリスクがあり、システムとしてはロバスト性が高いものとは言えないかもしれません。

前者は先天的なものや年齢的なものが関与しており、不利な条件下にいる人が高齢化社会では大勢いるのですじゃあどうすれば良いのか?前者と後者を混ぜたハイブリットなロバストシステムなのでしょう。

投資を行う方にとっては、ロバストをポートフォリオと置き換えて表現している人の方が多いかもしれませんが、ポートフォリオシステムもある意味ロバスト性を兼ね備えたシステムであります。

仕事おいても、業種や業界や事業内容などでも重要になるかと思います。
ここ十数年でみても、リーマンショック、東北大震災、津波、大洪水、パンデミック、熊本大地震、温暖化による干魃、冷夏による農作物作成、色々な外乱が発生しております。
ある一方が景気が悪い時に片方の事業は安定的であるようなミックスしたキャリアプランが理想なのでしょう。

圧倒的効率が良い単一のシステムはある事件により崩壊する事が散見されています。

変動費や固定費を小さくする事が今の時代を生きる上で重要なテーマだとニュースで流れているのを聞く時もあるかと思います。

不安を煽るメディア、世の中は不安だらけです。

そんな時代に必要なのは自分で考え、自分で自分の生活のロバスト性をあげる事のような気がしました。

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