土曜中央競馬展望 京都9R血統予想.

皆様こんにちは!とても未熟な血統家です。

前回の記事は、目を通して頂けたでしょうか?^^
記事の最後にも書きましたが、インティとモズアスコットの二強と考えています。モズアスコットの父フランケルについて仮設を建てたりしていますので是非読んでみてください!

雨ニモ荒レ馬場ニモマケズ... ディープ祭り

私自身のTwitterでさらっと京都の傾向について触れましたが、雨が降ろうとパンパンの良馬場だろうとディープ馬場と考えいています。

稍重で開催された土曜日の京都競馬場芝コースは、4レース芝の競争がありました。芝競争の5Rと9Rは、ディープ産駒が不在でした。
そして10Rは、ディープ産駒が4頭出走し1番人気のディープ産駒が1着と8番人気のディープ産駒が2着に来るという4頭中2頭が馬券に絡む結果になりました。11Rのディープ産駒は、2頭出走していましたが11番人気12番人気と人気がなかったことを踏まえると馬券に絡まなくても当然かと思います。

日曜日は、雨が降っていたので重馬場で開催され、ディープに向かない馬場と勝手に解釈していましたが、ふたを開けてみれば5競走中の3競走で勝利を収める結果(うち1頭は、トーセンホマレボシ産駒)となりました。
京都のメインレース京都記念では、カレンブーケドールがディープ産駒唯一の出走でした。結果は、2着と...少し力のいる馬場だったのか、凱旋門賞覇者のバゴを父に持つクロノジェネシスが勝利を収める結果となりました。
適正負けでもありますが、ディープ産駒が来たのは、まぎれもない事実。

つまり、雨が降ろうとディープ産駒が強かったという結果に、少々戸惑いもありますが、結果は結果ですのでこれを踏まえて京都の芝レースでやや中距離のレースである土曜9R1800mのつばき賞を展望していきたいと思います。

土曜日京都9R 1800m つばき賞

一応、京都競馬場の土曜日の天気予想は、レース開催中に雨が降る予報となっていますが、京都の馬場は、先ほど説明した通りで雨が降ろうと今週の馬場も先週と同じ傾向になるのではないかと思っています。

それでは、血統評価ついでに予想を発表していきたいと思います。

ジュンライトボルト

父キングカメハメハに牝系には、ダイナカール一族で良血と言える一頭であります。ダイナカール牝系にキングカメハメハをつけた例として、2015年にクラシックの皐月賞・日本ダービーを制覇したドゥラメンテ。香港GⅠを制覇し秋の古馬三冠をすべて3着と好走したルーラーシップ。GⅢラジオNIKKEI杯京都2歳Sで2着と健闘したヴェナヘイム。青葉賞と京成杯で2着と同じく重賞制覇とは、ならなかったものの健闘したランフォザローゼス。今年の牝馬クラシック戦線で注目され、京成杯では惜しくも2着に敗れてしまったスカイグルーヴの母で京阪杯2着・札幌2歳SとフェアリーSとスワンSで3着と同じく重賞制覇とはならなかったアドマイヤセプターなど、ダイナカール一族と非常に相性の良い血統であることは、間違いないと思います。
ですがダイナカール一族は、勝ちきれない部分もあり、ドゥラメンテは、ドバイシーマクラシックと宝塚記念で勝ちきれず、ルーラーシップもGⅠ2着1回3着3回でGⅠ1勝でとどまっています。父ダンスインザダークで母エアグルーヴ産駒のフォゲッタブルもGⅠ菊花賞では、勝馬スリーロールスにハナ差先着されての2着とポテンシャルは、高いものの一つ足りない感がとても強い一族であると思います。
果たしてジュンライトボルトは、どのような路線を辿っていくのか...とても気になる馬で個人的には、前々走のベゴニア賞で軸にしていたお馬さんでもあります^^ 

今回の京都1800mでは、適正負けをするのではないかと思っています。
理由としては、まずディープインパクト産駒の庭のようになってしまった京都のの馬場でキングカメハメハ産駒のジュンライトボルトは、血統的に割り引く必要があることです。
更に、先週の日曜日の京都8R2400mのレースで父キングカメハメハでエアグルーヴの最後の産駒である牡7歳のショパンが出走し、2番人気に推されたものの8着と敗れています。そのレースの勝ち馬は、トーセンホマレボシでその父は、ディープインパクトでしたので、今の京都の馬場には、キングカメハメハ産駒には向かないと思います。

ですのでここでは、軽視するのが個人的に思うことですね。

リメンバーメモリー

父キズナでそのの父は、ディープインパクトになりますので、その時点で無条件に抑える必要があると思います。とついでに、血統的にも今の京都は、向くとも思っています。
ここまで金杯からずっと京都競馬場を使ってますので馬場が荒れており、パトロールビデオを見てもらえるとわかりますが、直線の追い比べで内側を相当開けて外側を走っていることがわかります。こういう時は、欧州色が強めな馬が強いイメージがあり、例に秋の京都でちょくちょく来るハービンジャーなど欧州で実績を上げた馬を血統に持つ馬を狙うのが一番だと思っています。リメンバーメモリーの母は、ドイツのオークスを制している実績馬で、リメンバーメモリーの母父には、ロードオブイングランドというドイツの2000mGⅠのバイエリシェスツフトレネンを制しているお馬さんですので個人的に求めている血統でもあります。

5走前の阪神で行われた2歳未勝利戦では、先ほど評価したジュンライトボルトに0.3秒離されての負けを喫していますが、直線で垂れているわけでもなく伸びてきていましたので、適正で上回る今回の馬場では、やっていけるのではないかと思います。
前走の京成杯では、道中しんがりでの追走でこの馬には前目で勝負した方が向いていると個人的に思っています。
そして、前走乗った大野拓弥騎手から再び武豊騎手に乗り替わることも好材料と個人的に思っていますのでここで狙いたい一頭であります!!

マンオブスピリット 

まずこの馬の狙いどころは、雨が降った重馬場もしくは、不良馬場で狙うべきな血統馬であると申し上げたいところであります。

父ルーラーシップは、超不良馬場で菊花賞を制覇したキセキを産んだり、最近の印象では、先週の日曜東京1Rのダート1400m稍重でルーラーシップ産駒が2着来たり、同じ東京芝1600mでルーラーシップ産駒が勝利したりと本当に雨が強い印象があります。そして土曜日の予報は、雨予報となっていますので抑えたい一頭となります。

またマンオブスプリットの母母母(3代母)には、BCジュヴェナイルフィリーズを制しダートGⅠ1勝の芝GⅡは、2勝を挙げている馬ですので良馬場よりも重馬場や不良馬場を好むことの可能性は、牝系から母父サンデーサイレンスということも考えると高いと感じます。

雨が降れば降るほどこの馬の勝機が高くなると思う一頭です^^

ダノンアレー

父ディープインパクトでこの馬も無条件に買いたい一頭であります。母シスタリーラヴは、米国GⅢのダートで2勝をしたお馬さんです。母父ベラミロードは、米国GⅠを1勝してますので母型は、生粋のダート血統でございます。
米国の血は、基本的にスピードが強い傾向にあります。というのは、競馬は、当然ダートの砂場よりも芝の方が力を要します。ですので父ディープインパクトに米国の血をつけるとスピードが豊富な上、パワーも少々ついてくるバランスの良い血統の一頭に仕上がると個人的に思っています。その成功例がディープインパクト×ストームキャットのキズナやリアルスティールだと思っています。リアルスティールは、日本でGⅠを勝てませんでしたが、ドバイターフでGⅠを制覇してます。キズナは、凱旋門賞の舞台で4着。
ディープ×米国血統の愛称は、素晴らしいものを持っていると思っています。

ダイヤモンドSでポポカテペトルを評価した際にディープインパクト産駒の母父とニックスについて下の画像のように書いている通り、ディープインパクト×ミスタープロスペクター系よりもほとんどがノーザン系(米国血統)での成功を収めています。 (ダイヤモンドSの記事はこちら)

画像1

更に芝替わりとなる今回は、父ディープインパクトということもあり、非常に期待の持てる一頭だと思います。

ですので、抑えたいですね!

チェスナットドレス

父ディープスカイは、変則2冠でNHKマイルと日本ダービーを制覇し、古馬ウオッカとダイワスカーレットと3歳の秋に互角に戦った素晴らしい一頭です。産駒は、クリンチャーなどを輩出していますが、クリンチャー以外の重賞制覇馬はおらず、すべてダートで好走している種牡馬ライフになっています。その理由は、ディープスカイの母父がチーフズクラウンだからではないでしょうか。チーフズクラウン自身は、米国ダートGⅠを9勝。米国3冠では、すべて複勝圏に来る活躍の名馬であります。チーフズクラウン自身が2歳ですでにGⅠBCジュヴェナイルを制覇している点からディープスカイ産駒のダート重賞制覇馬が川崎のGⅠの全日本優駿を制したりしているのが納得というような感じでしょうか。ディープスカイの能力というよりもチーフズクラウンの能力が出ているという感じであるようなイメージを持っている種牡馬です。 

そんな父を持っているチェスナットドレスですが、この馬に果たしてディープスカイのような味が出ているか?と聞かれれば答えは、”NO”かと思います。どちらかというと母系の色が出ている気がします。
母父には、スピニングワールドで欧州マイルGⅠを5勝しているお馬さんで、スピニングワールドの母父リヴァーマンも同じく欧州マイルGⅠを3勝している馬でスピードとパワーを感じるお馬さん。
そしてチェスナットドレスの母母父は、シルヴァーホークでイギリスダービーで3着、アイルランドダービーで2着のお馬さんで系統がロベルトですので、スピード・スタミナが感じられる血統。スピニングワールド×シルヴァーホークでは、スピニングワールドのヌレイエフ系というのが日本ではあまりよろしくないと感じてますので走りません。そこにディープスカイのサンデー系をつけたことは、血統的バランスという感覚的なものを持ちだすと非常に好感の持てる組み合わせと申し上げたいところであります。

雨予報である土曜日の馬場で瞬発力・スピード・馬場適正を問われるとするならばこの馬にもチャンスは、あるのではないだろうかと思います。

ターキッシュパレス 

父ゴールデンホーンは、2015年の凱旋門賞制覇馬で欧州GⅠを4勝した名馬であります。母父ディクタットは、欧州短距離GⅠを2勝し安田記念で2着と日本の適正もあるようなお馬さん。ディクタットの父ウォーニングという血が短距離の血統では、有名というかウォーニングの血があるとほとんど1200mから1600mをこなし、いつもいい戦績を残しているお馬さんであります。
そして母母父シャリーハイツは、イギリス・アイルランドのダービーを制覇している一頭になります。

全体的に重たい血統というイメージでパワーや馬力があるのは、間違いないと思うのですがスピードが足りないイメージです。先週の京都記念を制したクロノジェネシスと比べると圧倒的にスピードが足らず、日本競馬でやっていくのは少し難しい気がします。まず、サンデー系の違いどこにもないこと。サンデー持たない血が最近芝のGⅠを勝ったのは、いつだったかな...と思うくらい。たぶん2018年の洋芝阪神競馬場の宝塚記念で2着に来たワーザーくらいかと思いますね。
つまり、洋芝でならやれる。でも日本じゃちょっと...と敬遠な一頭になります。

マートルフィールド

この馬もサンデー系の血をひいていない一頭で父シユーニは、1400mのGⅠで1勝したお馬さんです。系統ヌレイエフ系ですので、チェスナットドレスの母父スピニングワールドで説明した通り日本の競馬では、少し難しい点があると思います。そして母父マルジュは、セントジェイムズパレスSを勝利したお馬さんで日本での産駒には、サトノクラウンがいます。ですので、シユーニ×マルジュという時点でとても重たい血統と感じると思います。
まぁ、サンデー系を持っていない血統なので少しどころかかなりきついと思っています。ターキッシュパレスと同じですね....評価は、少し難しいのでこれ以上は....^^

シルバーエース

父ワールドエースは、マイラーズCを制したことのある一頭で皐月賞では、2着を記録しています。ワールドエースの全弟には、ワールドプレミアが居ます。ワールドエースの父は、ディープインパクトです。ここまで7頭の評価をしていて無条件で買ってきたディープインパクト系産駒なのですが、この馬に限っては少し違うかと...
というのは、ワールドプレミアもワールドエースも完成形というか表現が難しいのですが、種牡馬では難しい一頭ではないかと考えています。これは、あくまでも雰囲気的な感じで決めてしまうのは、血統家としてどうなのかと思うところもありますけど、どうも評価しづらい種牡馬であると思っています。

シルバーエースの母父シーザスターズは、G I6勝をしており2009年の凱旋門賞を制した名馬であります。種牡馬入り後もアイルランドオークスとヨークシャーオークスを制し2018年凱旋門賞では、2着馬のシーオブグラスや、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制したタグルーダなど名馬を輩出しているお馬さんになります。母母の血統からは、米国の要素も感じる血統になるのですが、先ほど述べたとおりワールドエースというのがとても引っかかる点であります。

ここでは、買いたくないなぁ...と思うばかりでありますので買いません(^ω^)


以上!全8頭の血統的評価を行いました。


本命◎リメンバーメモリー
  ◯マンオブスプリット
  ▲ダノンアレー
  △チェスナットドレス
印的には、以上になります!
買い目は、とても未熟な血統家のTwitterに当日掲載しますので是非Twitterをフォローして頂きお待ち頂けたら嬉しいです‼️ 

また、フェブラリーSの全頭血統解説ダイヤモンドSの8頭血統評価を行った記事がありますので、是非!目を通して頂けるとありがたいです!

最後で読んでいただきありがとうございました!

今後も是非よろしくお願いします!

とても未熟な血統家

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